コウ先生コラム

ミトコンドリアって何?

「ミトコンドリア」
名前だけは聞いたことがあると思います。
細胞の中にあるひとつの器官で、自らをコピーしながら、細胞内で酸素などを取り入れてエネルギーをつくり出すのです。
卵子はこの働きによって成長します。
もしミトコンドリアを取り巻く環境が悪ければどうなるでしょう?
増殖はうまくいかず、エネルギーの生産効率も悪くなる。
細胞の劣化がどんどん進行します。
受精率や着床率は下がって当たり前です。

卵子は体液にどっぷり浸かっています。
体液がよどむと、卵子もその中のミトコンドリアも不健康になります。
ところが、病院では細胞レベルから体質を変える改善はおこないません。
劣化した卵子だから、出産に至らない初期流産が起こります。
卵子を取り出してジャブジャブと洗えればよいのですが、そうもいきません。
代わりに卵子をきれいにして、栄養素まで届けてくれるものがあります。
それが体液です。
体液とは、血液、血液が血管からにじみ出たリンパ液、組織液のことです。
つまり、カラダの巡りをよくすれば、いい卵子ができるのです。
その卵子が近い将来あなたがその手に抱く赤ちゃんなのです。

そう考えたら、手抜きなんてできないですよね。
母から子にできる最初の贈り物。
それは卵子の質をよくすることです。

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