卵はその30時間前に脳下垂体から分泌されるLHサージ(瞬間的に放出される黄体形成ホルモン)が引き金になっている。
LHサージが血液中に大量放出されるのは1時間とも言われている。
そのあいだの尿で検査しないと正確なプラス反応は出ない。
ただし、排卵の3日くらい前から薄く検査薬で反応が出るんだ。
薄い線が出ただけだと、それが排卵の3日前なのか、2日前なのか、前日なのかまではわからない。
でも、精子の受精可能期間は5日間だったね。
薄く線が出た日に性交すれば、排卵日には子宮内に精子が生き残っている。
ただ、細かな原理より使い方をおぼえてほしい。
「排卵検査薬の反応が薄くでも出たときが、子づくりのベストタイミング!」
これでOKだよ。
◎基礎体温の測定
基礎体温のチェックによる排卵日の予測は手軽にできる。
ただし、あくまで過去のデータを蓄積しての予測だ。
いまひとつ正確性に欠けてしまう。
ピンポイントで排卵日前を知る方法としてはバツになる。
◎エコー検査
卵胞の大きさを計測して、排卵予測をおこなうのがエコー検査だ。
ただ、卵胞の大きさと排卵のタイミングには個人差がある。
ピンポイントで排卵日前を予測するのは難しい。
また、より正確に知るには排卵を確認してから、という病院も少なくない。
エコー検査だけに頼ると、かなりの確率でタイミングを逃すことになる。