不妊治療を始めるタイミング!夫婦の気持ちと仕事の確認を!

不妊の体験談

不妊治療を続けていく上で、考慮しなければいけない点がいくつかあります。

 

①夫婦の気持ちを確認

 

私はまだ妊活暦5年目ですが、「子供がほしい」という気持ちが夫婦二人の気持ちかどうか、不妊治療を始めようとしているのでしたら、今一度夫婦で確かめてください。

 

治療中、旦那様にも病院に来てもらう必要も出てきます。そのときに旦那様に協力してもらえるのかという点は、今後の治療で一番大事なことだと思います。

 

協力的な旦那様であれば、こういう話もスムーズにできますが、私の主人は、「子供はいらない」と最初は言っていた人なんです。

男女の考え方の違い

だから、この話を初めて主人にしたときは、ドキドキしていました。

 

私の周りには、旦那様に協力してもらえないといって悩んでいる友人や知人もいます。彼女たちを思うと、私は恵まれた環境なのだと改めて感じます。

 

しかし、もし私の主人も協力的でなければ、子供のいない生活も覚悟しなければならないと思っていました。

 

私は、正直に言って、「夫婦喧嘩(離婚)してまで子供を授かりたい」と思えません。今でも、もちろんそう思っています。

 

不妊治療は、本当に精神的に支えが必要なので、ぜひ夫婦で気持ちを確かめた上で、治療に専念してください。

 

②仕事の勤務続行、又は退職

 

まだ不妊治療でも早い段階であれば、そこまで病院通いをすることはないかもしれません。

 

しかし、人工授精、体外受精、顕微受精になると毎日決まった時間帯に注射に通わなければなりません

 

そうなると、理解してくれる上司がいれば、お昼休みを利用して病院へ注射に通うことも可能かもしれませんが、なかなか理解してもらえる上司に出会えることの方が少ないのではないでしょうか。

理解してくれない上司

そして、注射に通うとなる場合、職場から近くであれば、お昼休み時間帯に通えますが、職場から離れていると、お昼休みの1時間休憩には戻って来られず、治療を続けていくことが難しいかもしれません。

 

私も今は、治療に専念できるようにパートの仕事しかしていません。

 

実際に日本の病院では、確かに職場の制服姿で通っている女性もいました。私から見ていると、仕事を続けながら病院に通えるなんて羨ましいなと思ってみていました。

 

私の場合、アメリカから国を渡って日本へ行き、治療に通っているので、日本では無職です。

 

しかも、実家から病院まで片道車で1時間かかります。(しかし、色々な人がいるので、上ばっかり見上げても仕方がありません。)

 

③早めに病院へ

 

私は、初めて病院へ行くまでに2年も時間が経ってしまいました。それから病院で不妊治療を始めて、早3年。

 

こんなに時間がかかると分かっていれば、もう少し早く病院へ行けばよかったと思っています。

 

「早めに病院へ」という私の気持ちは、病院へ行かなかった時間にもっと健康な元気な卵子がたくさんいたのではないかという気持ちになるからです。

早めに病院へ

「病院へ通う=妊娠できる」と本気で思っていた私の考えは覆され、実際に病院へ通い始めても、なかなかうまくいきません。

 

こんなに不妊治療が時間のかかるものとは、病院へ行くまで考えたこともありませんでした。

 

私は治療を始めたときは、まだ高齢ではなかったのですが、治療を続けていくうちに高齢になってしまいました!

 

病院へ行くまでの経緯

 

2010年「子供がほしいと思い始める」、結婚7年目、私が31歳ぐらいの時から、『子供がほしい』と思い始めたと記憶しています。

 

ちょうどその頃、甥や姪、友人の子供達と過ごす時間が増え、「私も将来子供がほしい」と思うようになり、『妊娠』を意識し始めました。

 

20代の頃の私は、あまり自分の体に関心がなく、食べたいもの、飲みたいものを何も考えずに取っていました。

食べたいものを食べる

例えばこの頃に自分が子供を産んでいたとしても、不安ばかりで、心の準備や貯蓄さえ余裕がなかったのではないかと思います。

 

なので、結婚7年目にして出だしは遅かったですが、そのお陰で現在の不妊治療での金銭面や精神面での余裕があるのかもしれません。

 

しばらくは、「そのうちに妊娠できるだろう」と思っていましたが(暢気な私)、実際になかなか妊娠できず、「子供を授かるって本当に奇跡なんだ」と思い始めました。

 

それからは、基礎体温を測り始めて、低温期が長い、高温期が短い、全体的に低体温などが分かり、自分が冷え性だと初めて気がつきました。

 

妊活開始(自己流)

2011年は基礎体温も続けながら、体を温めるように、様々なことをしました。

 

しかし、「こんなに頑張っているのに、妊娠できない」と、これが逆にストレスになり、きちんと低温期と高温期に分かれていた基礎体温もぐちゃぐちゃになり、そしてここからは何をしてもうまくいかず、負のスパイラルです。

 

妊活に一生懸命になりすぎていたのでしょう。

待合室で待機

その後、出だしも遅く、2年間ものんびり自己流で妊活をしていましたが、妊娠できないことを友人に相談したところ、病院へ行ったらどうかと薦められました。

 

しかし、『不妊治療』という認識はありましたが、病院に行くことに躊躇し、「そのうち妊娠できるだろうから、次の生理がきたら、病院へ行こう」とまだ先延ばしにしていました。

 

それから何ヶ月が経過し、一向に妊娠できない自分にやっと向き合うようになり、不妊治療の病院へ初めて行ったのが2012年の11月でした。

 

病院の選択が重要

 

私の場合、特に病院に行って初めて分かったのは、AMHの数値が低いということでした。これが最初から分かっていれば、こんなに暢気に過ごさなかったと思います。

 

少しでも多くの方に対し、私からお伝えしたいことは、「早めに病院に行っても、決して早すぎることはありません。」私もセカンドオピニオンを聞くために、アメリカの病院と日本の病院へ行きました。

 

もし一つの病院で不安を感じ、先生や看護師さんたちとの信頼関係が築けないと思われたら、思い切って別の病院に行くこともお勧めします。