妊娠検査薬の使い方や反応するタイミング|生理の管理は必須!

妊活の知識

妊娠検査薬等なかった時代の女性は、お腹が大きくなることでしか判断しようがなかった時代もありましたが、30年位前になりますが市販妊娠検査キットなるものができました。

 

この商品は産科に行く前に自己判断が出来ますから、妊娠を希望している女性にとっては必須アイテムになるでしょう。

 

妊娠を意識している女性ならば、ドラッグストアー等に並ぶ「妊娠検査薬」の存在は気になるものと思います。

 

また、毎月定期的に生理がある女性だと少し周期が遅れてくると、「もしかして?」と思う事も大切です。

 

「もしかして?」と頭をよぎる時に「出来ていたら…どうしよう…」と思う時や、期待でワクワクする。妊娠って、実にリアルに反応が分かれるのも事実です。

 

そして赤いラインに一喜一憂でしょう。陽性か陰性か?まずは、検査薬はいつのタイミングでどうやって利用するのか?知っておきましょう。

 

妊娠検査薬の正しい使い方

何となくイメージは掴める様に思いますが、いざ利用となる前に正確な結果を出す為にもきちんとした利用方法を知っておいてもらいたいです。

 

スティック状の検査薬が一般的ですが、この棒の先端部分に尿をかけるのです。
尿検査の様に紙コップを利用してもOKです。

 

また、形状の違いはあっても使用方法には違いはありません。また、陽性反応が出た場合でも、以下のような事もあります。

 

検査薬、実に反応はとても速く出ます。実際に、尿をかけている段階で「おめでた」の赤いライン(陽性反応)が出てくることもあります。

 

妊娠を意識している時は、本当に嬉しく思うものです。この検査薬は99%は確実といわれていますが、この確率でも手放しで喜べない事も事実であります。

 

検査薬の使用で、陽性反応が出たとしても「おめでた」という事が言えない場合もありますから、検査薬の使用で陽性反応が出た場合でも必ず産科の受診で妊娠を確認してください

 

陽性反応が出ているのに、なぜおめでたではないでしょうか?

 

それは、陽性反応の全ての反応が「正常妊娠」とは言わない事があるからです。

 

妊娠希望の女性には、大変残念な見解になりますが次の様な事でも、市販の検査薬では陽性反応の赤ラインが入る事もあります。

 

市販の検査薬を用いては自己判断になりますから、当然こうした事が起きているなんて想像もつきませんよね。大きくは、次の3つの見解が考えられます。

 

受精卵が正常に子宮内で着床しない

 

第一に、正常に子宮内で着床していないという見解があります。

 

卵巣に着床したり(卵巣妊娠)、卵管で着床(卵管妊娠)、筋肉に着床することも(間質部妊娠)あるのです。

 

よく聞くのが子宮外妊娠でしょう。この子宮外妊娠は、最悪の場合は命の危険性があるのです。

 

妊娠に気が付かずに過ごしていて、着床した組織が破裂しおなかの中で出血を起こすことも。こうしたことになると、かなり危険があります。

 

異常妊娠

 

胞状奇胎といわれる、いわゆる異常妊娠というケースです。

 

胎盤を作る為にある組織。絨毛の一部がぶどうの粒のようになって増殖してしまう事をいいます。

 

残念ですがこうしたケースになると、胎児は育つことができません。

 

掻爬して病巣を取り除ぞく他ありません。こうした場合も、発見が急がれます。遅れると、大出血を起こす危険性や後遺症といった事も考えられます。

 

 

既にお腹の赤ちゃんが流れて

 

そんな悲しいケースもあります。流れていても、胎盤等の組織が残っているために妊娠反応が出る事があります。

 

こうした場合も、放置する事により体内では出血の一因にもなり、感染症を引き起こす危険性をもはらんでいたりします。

 

こうした理由から、市販の検査薬のみで妊娠を確認しても、本当の意味で喜ぶことは出来ないというのが、妊娠における実態です。

 

最終的には、必ず産科の受診で妊娠の確認を受ける事が肝要です。

 

 

妊娠反応はいつごろから

いつごろから妊娠反応がでるのでしょうか?検査薬を使用しても、時期的に早く利用しすぎても妊娠反応は正確に得る事は出来ません。

 

一体、いつごろから妊娠反応が正確に出るかというと、夫婦生活後受精卵が着床した場合3~4日位すると、尿に反応が出ます。(専門的にHCGという反応が出始めます。

 

この反応は早ければ、次の生理が始まる予定日の数日前から検出できますが、きちんと検出するには、HCGホルモンが増加傾向にあるのは、次の生理予定日の1週間後が濃厚な目安になります。

 

妊娠を希望する女性は、毎回の生理日を記録しておくことで妊娠の予測ができやすいともいえます。毎月の生理開始日は、大切なデータです。

 

計算方法としては、前回の生理日開始日に生理周期をプラスします。そこにさらに、プラス1週間前後が一般的な目安になります。

 

生理日を正確に把握していればいいのですが、把握していない女性も実は多いのです。そうした時は、性交渉の日+週間が目安と言われています。

 

妊娠希望の女性にとって、生理日の把握は必須ですから、計画出産のためにもしっかりと把握しておくことが大切になります。

 

 

検査薬の反応について

妊娠検査薬という商品は、判定が微妙に出る事があります。陽性反応の時の赤いラインが薄く出る事があるのです。

 

このラインが薄い理由としては、HGCの量に比例しているのです。結論から言いますと、反応が薄い場合でも、妊娠の可能性はあります。

 

女性とは不思議なもので、「直感的に妊娠したかも?」とわかる人もいます。

 

こうした場合は、検査薬の使用を急ぎたくなりますが、検査薬の多くは生理日1週間後からの使用を推奨している物が多く、余り早く使用する事により陽性反応が薄く出る事があります。

 

正しい反応を出す為にも流行る気持ちを抑えましょう。

 

生理予定日1週間後という使用目安を守らずに使用すると、HGCホルモンの量が少ないので薄い反応が出る時あるのです。

 

この理由が、早期に検査薬を使った事で反応が薄い最たる原因になります。

 

 

陰性でも妊娠していた

こうした事実はあるものですよ。

 

①その理由としては、生理予定日を間違えていたため。
②検査薬の使用時期が早すぎた。フライング検査

 

 

フライング検査だった

検査薬は、尿中のHCGが一定以上の濃度になった時に反応します。

 

検査薬も早期に反応が出るものと、一般的な時期で反応がでるものと大きく2つの商品にわかれますが、どれも一定のHCGの尿中レベルにより反応が出るという事が結論としていえるのです。

 

フライング検査になると、妊娠検査薬が反応できるだけのHCGのが分泌されていないために、陰性判定が出てしまうことがあります。

 

やはり、生理予定日付近での検査薬の使用で陽性反応が出るという事が言えます。

 

生理が来ない場合

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妊娠を希望している女性にとって、毎月の生理予定日はとても重要な事であり、妊娠希望でなくとも、閉経前の女性にとって生理とは体調管理の面においても重要な意味合いがありますよね。

 

特に、妊娠希望の場合は生理が順調にあってこそ、排卵日を知る事も出来、妊娠検査薬のお世話になる事になりますから、まず生理について今一度考えてみたいです。

 

毎月生理が順調に来ていたとしても、些細な事で多少のずれが生じる事もあります。

 

多少のずれならいいのですが、予定日を10日近く過ぎても生理の兆候がない。そんな時は、別に何か原因がないか?考えてみましょう。

 

生理とは実に繊細なものであるといえます。精神的な側面がとても関係してきますよね。

 

ストレスにより、脳が正常に作動しなくなることによって、自律神経が関与してホルモンのバランスが異常な反応を示すことにより、生理不順という現象が現れるのです。

 

対処法・・・こうした事になる原因が、ご自分でわかっているならば、気持ちと身体をとにかく休ませる事が最重要です。

 

疲れた時こそ、自分に休暇を上げないと改善されませんよね。

 

それでも生理不順の傾向が改善されない時や生理開始予定日を10日過ぎても生理がこない、そうした時はすぐに婦人科を受診しましょう。

 

また、生理の管理の面からも基礎体温の計測って必要になるかもしれませんね。

 

若くても更年期障害で生理不順!?

一般的には更年期とは50代近くからのイメージがありませんか?ですが、若くても更年期により生理不順という現象が現れているのです。

 

これは知っておく必要があります。女性のホルモンのバランスって、かなりデリケートにできているのです。

 

生理が始まったばかりの女の子や、閉経して更年期に入った女性のホルモンというものは特に不安定です。

 

さらに、 思春期の女の子は生理がコンスタントになるまでは、少々時間がかかります。不規則な周期を経て、サイクルが出来てくるのです。

 

不安な場合は婦人科の受診を。

 

また、 更年期の女性は気持ちも乱れがちです。時期が過ぎ去るのをゆったりした気持ちで待ち、過ごすことをおすすめします。

 

よく耳にするのが、若年性更年期です。30代で生理が不順である。実は若年性の更年期という事実が潜んでいる事があります。

 

こうなると、妊娠希望の女性にとっては致命的な結末です。早期の時期でも、閉経にしては婦人科の検査を受ける事をおすすめします。これはAMHという検査になります。

 

この検査は、卵巣年齢を調べる事によって、卵胞内に卵子がどれくらいあるか?を調べる事が出来るのです。

 

薬の投与で生理も乱れがちに

kusuri-touyo女性疾患が原因で(子宮や乳房など)、薬の服用をしながら妊娠を待つ女性は特に知っておく必要性があります。

 

こうした疾患の薬は生理不順のを引き起こす可能性もありますから、要注意が必要です。
日常的に薬を服用中で、生理がこない場合には主治医に確認をしてみましょう。

 

妊娠待ちの女性は常に薬の服用については、常に気を付けていきましょう。妊娠している事がわかってから、焦る事がない様に。

 

自身の健康のためにも

妊娠を待っている女性にとっては、生理が遅れている時は「もしかして?」と気持ちが弾む事もあるでしょう。

 

こうした気持ちにあるためにも、生理の管理が必要であると思います。

 

生理が順調にきていると、生理予定日付近に生理がないことで妊娠検査薬の使用も考えられるのですが、生理の不順傾向にあると予測もたちません。

 

未来の妊娠のためは、もちろんでしょうが、ご自身の健康管理の側面からも女性にとっては生理はとても大切な意味合いを持ちます。

 

夫婦生活があり、検査薬を使用して陰性の場合でも、生理がない。そんな時は、婦人科の受診をしてください。何か他に原因があってからでは大変です。

 

授からない今出来る事を

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妊娠を待つ時期は、女性にとっては実に神経を使う事もあると思います。

 

スムーズに計画通りに授かればいいのですが、不妊傾向が長く続く事は、女性にとっては大変な事です。

 

赤ちゃん待ちの時って、自分ではどうしようもない事の連続という事もあるでしょう。生理も順調で夫婦生活も円滑。なのに、授からない・・・

 

また、今月も生理がある。こうした時の女性の心情は、とても厳しいものがあるでしょう。

 

また、いまの社会ではこうした事が原因がはっきりと掴むことが出来ずに、長期的に不妊治療を余技なくされているのも事実であるといえるでしょう。

 

こうした時期って、赤ちゃんが欲しいご夫婦にとっては厳しい時期になると思いますが、こうした時だからこそ、ご主人は奥様をしっかりと支えてあげてくださいね。

 

きっと、お腹の大きな女性を目にするのも辛い時期になると思います。

 

いい意味で、夫婦二人の時間を楽んでください。そもそもが、大切な伴侶であり、人生のパートナーのはずです。

 

赤ちゃん待ちをしている時こそ、夫婦の連帯感や絆を強固にすることも出来ると思います。