9月はお月見の時期、臨月の妊婦さんなんかは「ドキドキしながらお月見をした」なんて方もいたかもしれませんね?
満月の日は産婦人科も満床になるとのうわさは本当みたいですね。出産もまじかになると、やはり陣痛に関して不安になる事と思います。
臨月になると、誰しもきっと不安になることですから自分だけでないから大丈夫ですよ。
「どれくらい痛いのか?」「ドラマの様にいきなり陣痛は来るのだろうか?」「病院にいくタイミングは?」もう心配したらきりがないほどだと思います。
予備知識があると、気持ちの上では少し違うはずですから覚えておきたいものです。
出産の痛み
出産とは大きく段階をわけると三段階に分ける事が出来ます。
どの段階が一番位痛いのか?
当然三段階と言いたい所ですが、私も二度出産を経験しましたが、どの段階の痛みも、その段階特有の痛みなのです。
陣痛が付いてきたとき、どの段階も陣痛の間隔というものがあります。
この間隔が、しっかりとついて陣痛が来ればいいのでしょうが、この間隔そのものが不規則で出産が長引くと言うケースも少なくない様です。
私の場合は、第1子の時より、第2子の方が鮮明に記憶しています。やはり、それは経験がものをいうということでしょうね。
第1子の時は、全く未知の世界。これから先、「どれくらい痛くなるの?」「どれくらい続くの?」「いつ入院出来るの?」頭の中は、まるで???といった状態だったのでしょう。
ですが、第2子の時は大体読めると思った事を覚えています。次の痛みはいつ?今が一番痛い時。痛みが引くまでの呼吸。
母親になるとは、本当に偉大な事なのですね。自らの経験からわかりました。
出産の3段階
まず、一般的に出産は大きく
第2期(赤ちゃんが生まれるまで)
第3期(胎盤が出る)
と3つの段階を経ていきます。
平均的に、初産の妊婦さんで第1期だけの10時間から14時間の時間がかかると言われています。
子宮口全開に開く迄が本当に辛いのです。もう、どこが痛いのか?生理痛で例える事が出来るレベルではありません。
もう、病院のベットの上で耐えられる痛みではありませんでした私は、1人目はトイレの便座が一番楽でした。
ずっと、トイレにいたかったです。
分娩室に行く迄に、これだけの痛みですから、本当にお母さんになるということは、大変は偉業なのであります。
妊婦さんによっては、この第1期の痛みの間隔も最初から5分間隔で来ることもあるとのこと。
出産も1人1人違うとよく言いますが、最初は10分以上の間隔で痛みの時間も短いのが、一般的は第1期の陣痛の経過といえるでしょうが、妊婦さんによってそれぞれ違うのですね。
子宮口が柔らかいと全開大になるのも早いケースが多いのですが、開きが悪いと出産が長引きケースもある様です。
当然、第1子の場合は産道を赤ちゃんが初めて通るので狭いわけですよね。道が出来ていないのです。そこに加えて、子宮口が固いと妊婦さんの苦しみは大変なものです。
立ち会った、ご主人の手は傷だらけ。なんてことはよくあることです。
実際に、私も子宮口が固かった様です。第1子の出産の時は、母子手帳には27時間の出産時間と記されています。三度目の来院で、入院しました。まる2日程かかりました。
分娩室で、子宮口が柔らかくなる様に大きなカイロを子宮口に当ててくれていました。
腹部の痛みだけではなく、腰の痛みも伴い分娩室では体位を変える事も出来なった事を覚えています。
そして、いよいよクライマックスが近づきます。第2期です。
ここが最後の関門です。第1期で、精根尽き果ててる妊婦さんですが、ここを乗り越えるとやっと赤ちゃんに会え、陣痛の痛みも終わります。
後、ひと踏ん張りなのです。口で言うのは簡単ですが・・・壮絶な痛みです。
生きみたいけど、ここで生むと会陰が切れる・・・助産師さんのまだまだ生きまないで~逃す逃す・・・「ふ~あんふ~あん」こんな言葉が掛かる事があると思いますが、一人目の時はとにかく逃すなんてことは無理でした。
痛くなる間隔が解ると、「来る来る来る!」と連発!もう、第1期の痛みの時限を超えていました。直結で50センチ近くもなるものを、押し出すのですからどれ程の痛みか?
経験しないとこの痛みはわからないものですが、例えていうのならば、確かにスイカを10か月大きくして押し出すという表現でしょうか?
この最後の時ですが、ここで時間がかかる妊婦さんもいます。頭が見えては引っ込む。何度も生きみを繰り返す時間。もう、分娩台を壊しそうなんてよく聞きます。
実際に友人はこの痛みに耐えかねて、「赤ちゃんいらないからと痛みを止めて!と分娩台から降りようとしました」
そして、助産師さんに止められたと言う今では笑い話ですが、もう自分が何をしているか?わからない程の苦しみの時といえるのでしょう。
こうして痛みに耐えて、生きみを繰り返しながら頭が出てくるのです。この時に、私は破水しましたが、とんでもない音がするのです。「バチン」をいう感じでした。
多量に温かい物が出たのがわかりました。無事に生まれた時は、とてもほんわかとした羊水が体内から多量に出てくるのがわかりました。
そして、出血量も500cc程ありました。そして第3期ですが、胎盤を出すのです。
この時、まだもう一人入っていた?また、陣痛と思う痛みを感じる妊婦さんもいる様ですが、私の経験では胎盤を出したという記憶は全くありませんでした。
赤ちゃんが出てきて、助産師さんが処置してくれている間に、これから胎盤だすよ~というコールは聞こえていました。
実際に、自分の胎盤を見せて貰いましたが、かなりどす黒かったのを覚えています。かなり頑張ってくれた胎盤だっという様な話でした。
こうした様に、1期から3期と出産は段階に分けて考えられますが、出産という物は、本当に命がけの一大事業であると言えます。
ご主人が代われる痛みではないだけに、ご主人様たちの立場って難しいと思います。
陣痛の痛みで逆に側にいてもらいたくないと言う妊婦さんもいれば、介助をとにかくしてもらいと妊婦さんだったり、ご主人も大変な事と思いますが、ご夫婦にとって大切な瞬間です。
立ち会う事で、人生が大きく変わる事もあるはず。
また、出産を終えた奥様に、「ありがとう」の一言をかけてあげてくださいね。10か月の頑張りにありがとうと。
陣痛の痛みを乗り越えると、女性は人間としても大きく成長出来る。そんな痛みとも言えます。この痛みを乗り越えたら、強くなれます。
これから、出産に臨む方に陰ながらエールを送ります。絶対に産めるから安心して陣痛を待っていてくださいね。