逆子で悩んでいる妊婦さんって意外と多いですよね。 妊婦さんの約7割が逆子と言われたことがあるそうです。 私の場合、最初は逆子なのかどうなのかは教えてくれませんでした。
ある程度大きくなるまでは言わない病院のようですね。 というより、基本色々と聞かないと教えてくれない先生が多くて・・・。
なので、聞かなきゃ教えてくれないとわかってからは、どんどん聞くようにしています。 聞いても「生まれてみないとわからない」と言われることが多いんですけどね。
初めて逆子とわかったのが「7か月」でした。
それまで何も言われなかったので、逆子ではないのかと思っていたのですが・・・。
でも、今思えば膀胱をよく蹴られていました。
友人は肋骨の方とか蹴られていたいよね~と言っていましたが、私は肋骨を蹴られたことはなかったんですよね。
いつも膀胱をガシガシ蹴られ、トイレへ行きたくなっていました。
26週目の診察の時
先生:「逆子なおらないね~。」 私:「え?!」 先生:「まあ、まだまだ動くからね~。」 私:「え?!」 先生:「36週までになおらなかったら、帝王切開だね~。」
私:「ええ?!」 あまりにも先生がさらっと独り言のように言うので、私の口からは「え?!」しか出ていなかったと思います。
聞き間違えたのかと思うくらい小さい声で言うんですよ・・・。
私:「逆子なんですか?!」 先生:「そうですよ~。」
私:「初耳です・・・。」 先生:「あれ、そうですか~。」
私:「大丈夫ですか?!」 先生:「ほとんどの人がなおるからあまり気にしないでね~。」
私:「はい・・・。」 「そうですよ~。」じゃないよ!!と心の中で文句を言いつつ、逆子困ったな・・・と思っていました。
私は総合病院の産婦人科なので、先生はいつも同じじゃありません。 正直26週まで何も言わなかった先生たちは、どうして何も言わなかったのか・・・と不満でしたね。
先生:「まだまだお腹の中で動いているでしょ?」 私:「はい。」
先生:「じゃあ、大丈夫でしょう。逆子体操とかあるけど宝くじがあたるようなものだからね~。」 私:「宝くじ・・・。」
先生:「あまり考え過ぎず、なおったらラッキーくらいな感じでやってみてね。」 私:「わかりました。」
まあ、そんなに重く考えなくてもいいということはわかりました。 しかし、今まで逆子の「さ」の字も考えていなかったので知識が全くなかったんですよね。
なので、すぐにネット検索しました。 逆子についての記事はたくさんありましたね~。こうやってなおりました!とか結局帝王切開でした!とか。
色々読んでみて、調べてみて、最終的には無事生まれてくれればいい!という気持ちでしたね。 7か月くらいのときは、お腹の中でぐるぐる回っていたので、先生が言うようにあまり気にしないようにしました。
逆子発覚から2週間後の28週
助産師外来で助産師さんにみてもらいました。
私:「逆子ですかね?!」 助産師:「いえ、逆子じゃありませんよ。」
私:「え?!」 助産師:「前まで逆子でしたか。」
私:「はい。」 そこで助産師さんは過去の私の資料をパソコンでチェック。
助産師:「本当だ。横位・逆子・逆子・横位・逆子・・・。」
私:「え?!今までのわかるんですか。」 助産師:「ちゃんと記録ありますよ~。」
先生たちよ・・・「記録してるなら言えよ!!」と心の中でつっこみました。 不安にならないように言わなかったんですかね。
助産師:「逆子じゃないから、大丈夫ですよ。このままだといいですね。」 私:「戻ることもあるんですか。」
助産師:「そうだね~。まだまだ回る時期だからね。」 私:「そうですか~。」
とりあえず、逆子じゃないことにほっとしました。 ただ、確かにぐるぐるお腹で回っているので、まだまだわからないな~と思いました。
30週の検診で
先生:「逆子ですね~。」私:「ええ?!」
先生:「なおらないですね~。」 私:「前回逆子じゃなかったんですが。」
先生:「戻っちゃいましたね~。」 私:「そうですか・・・。」
先生:「まだよく動く?」 私:「はい。」
先生:「じゃあ、たまたま今逆子なだけかもね~。」 私:「はい・・・。」
たまたまで片づけたら全部そうなるじゃん・・・と思いつつ、逆子体操しないとな~と考えていました。
そこに一緒にいた助産師さんに 助産師:「くるぶしまでしっかり隠れる靴下履いた方がいいね~。」 と言われました。
足首を冷やすと体も冷えるから逆子になりやすいそうです。助産師:「子宮を冷やすと逆子ちゃんなおりにくいからね~。」 実は、私自身靴下が苦手な人。
家の中では絶対に靴下を履きません。家に着いた瞬間に靴下を脱ぐくらい、靴下が嫌で嫌で・・・。 でも家の中でも靴下を履いて、足首を冷やさない方が良いとのこと。
我慢して履きました・・・。 さすがに寝る時は脱ぎましたけどね。 それからは、毎日逆子体操をしました。 ただ、体が異常に硬いため逆子体操がつらいつらい。
5分も同じ体勢でいられなかったです。 それでも、自分なりに逆子なおれ~と思いながら逆子体操をしていましたね。
また、胎動が激しい時は「頭はこっち」「足はこっち」と指でお腹を叩きながら話しかけていました。 このころからお腹がすごく張りやすくなりました。
32週の検診で
先生:「お腹張る?」 私:「はい、最近すごく」
先生:「逆子は張りやすいからね~。」 私:「逆子ですか?」
先生:「なおってないね~。」 また、先生本当にさらっと言うんだよね。
32週で逆子だとちょっと私自身も心配になっちゃいましたね。 本当に大丈夫なのかと・・・。
逆子だし、お腹も張るからということで子宮口が開いていないかチェックすることになりました。 子宮口は開いていないとのことで、一安心。
先生:「34週で逆子だったら、帝王切開の予定決めましょうね。」 私:「2週間後ですか。」
先生:「一応帝王切開の予定なので、またなおれば自然分娩になりますけどね。」 私:「はい。」
先生:「立ち会い出産されますか。」 私:「はい、主人が立ち会い出産希望です。」
先生:「じゃあ、34週で逆子だったら36週でご主人も一緒に来てください。」 私:「そうなんですね。」
先生:「帝王切開の説明など色々しますから。」 私:「わかりました。」
先生:「一応帝王切開になった場合にも立ち会い出産するかどうか相談しておいてくださいね。」 帝王切開予定の場合は色々と説明が必要なようです。
主人に帝王切開になった場合も立ち会い出産をするのかと聞いたところ、「もちろん!」との答え。 手術だよ?大丈夫?と確認しましたが「問題なし!!」とのこと。
「じゃあ、34週で逆子だったら36週の時は一緒に病院ね。」と伝えました。
逆子をなおすには
逆子体操 、ツボ押し 、お灸 など色々あるようでしたが、私は逆子体操だけしかしませんでした。 あとはひたすらお腹に言い聞かせていましたね。
「頭は下だぞ~!!」 と念仏にように唱えていました。 あとは、とにかく冷やさないようにしました。 逆子だからということではなく、妊婦に冷えは大敵です。
先生は逆子は自然になおるものだから、どんなに色々してもなおらない人はなおらないと言っていました。 なので気休め程度ではあったと思います。
妊娠後期になると逆子はほとんどなおるとのこと。頭が重くなるので、自然に下へ行くんですね。 2週間後の34週がついにきました。
私:「逆子ですか?!」 先生が話し始める前に聞いちゃいました。 先生:「ん~・・・。」 私:「え?!」 先生:「ん~・・・。」
逆子なの?!違うの?!「ん~」って何?! 心の中で焦る私・・・。
先生:「逆子ではないんですが、横位に近いですかね・・・。」 私:「横位?」
先生:「ちょっと横向きなんですよね。でも逆子じゃないから。」 私:「大丈夫でしょうか。」
先生:「様子見ましょう!36週までもうちょっと様子見にしましょう。」
帝王切開のこともあるので、ぎりぎりまでというわけにはいかないようですが、 36週まで様子を見るということになりました。
私:「36週でなおることもあるんですか。」 先生:「ん~、人それぞれだからね~。この時期だと赤ちゃんも大きくなるし、なかなかぐるんと回ることは少なくはなるけどね。でも、出産直前で逆子がなおる人もいるしね~。」
私:「主人は一緒じゃなくて大丈夫ですか。」 先生:「36週は大丈夫。37週で来てもらうかもしれないね。」
結局「逆子はどうなるかわからない」ということらしい。まあ、それはそうですよね。 赤ちゃん次第ですもの。
横位ということで、一生懸命お腹の赤ちゃんも逆子をなおそうと頑張っているのかなと。 36週の検診の前の日、逆子で困っているということを会社の先輩に話したところ
先輩:「逆子なおるんだよ~。頭は下だよ~。お母さん困っちゃうからね~。」 と先輩が私のお腹に向かって結構長い間、話しかけてくれました。
なんだか嬉しくて、先輩がいい子だからきっとこれでなおるよ!と言ってくれたので、 本当になおるような気がしたのを鮮明に覚えています。
36週の検診
エコー前から心の中で「逆子じゃない。逆子じゃない。」とつぶやいていました。
先生:「あ、逆子なおってるね~。」 私:「頭下ですか?!」
先生:「うんうん、ほら、これ頭~。」 私:「本当だ!よかった~。」
36週で逆子なおりました! 妊娠後期になってもなおる人はなおります。 しかも、ほとんど何もしていない私・・・。
先輩の説得と念仏か効いたのかもしれません・・・。 話しかけると赤ちゃんはわかってくれるのかもと本気で思います。
妊活をし、赤ちゃんを授かり、逆子ということで色々心配も多かったです。 基本私は逆子になってしまっても、元気で生まれてくれれば良いと思うタイプです。
逆子に悩んでいる妊婦さんは、妊娠後期でもなおるということを知ってもらえればと思います。 ネットでは30週くらいでみんななおると書いてあるものが多いので、36週でも38週でもまわるときはまわってくれるはずです。
あまり深く考えて悩み過ぎず、楽しいマタニティライフを送りたいですね。