2015年から不妊治療を始め、早2年が経ちました。もっと長く治療を続けていらっしゃる方からは、まだ2年ですね。
この期間に採卵2回、胚移植3回。そして私の次の治療は、1年後の凍結受精卵の胚移植(胚移植4回目)です。
そのため、しばらく私は不妊治療をお休みします。
不妊治療のお休み期間
日本では不妊治療
私にとって顕微受精をできるチャンスは1年に1、2回の貴重な期間です。そのため毎月治療を続けている友人たちを見ていると羨ましい気持ちでいっぱいです。
そんな中、友人たちが一人、二人と妊娠していくと思うと、自分だけが取り残された気持ちになり、とても心穏やかではありません。
(しかしその分、落ち込む回数も1年に1、2回と少ないのかもしれませんね。)
周りの友人たちが不妊治療を続けていく中で、『自分だけ不妊治療を休む』ことは、あまり嬉しいものではありません。
しかし、「早く赤ちゃんがほしい」と願えば願うほど、焦りやストレスから、何をやってもうまくいかない状態が続いている気がします。
だから私は、『自分の治療は日本だけ』と決め、『アメリカでは不妊治療お休み期間』にしています。
先日、日本で子宮頸がんの検査に行ったとき、婦人科の先生に「ホルモンバランスが崩れている」と言われて、改めて気がついたことがあります。
不妊治療中に使っていたホルモン剤の影響だと思いますが、去年も今年も治療終了後に、顔や頭、手や首などに痒みがでてきました。
季節の変わり目で、気のせいだと思っていたため、あまり自分では気にかけていませんでしたが、今思えば、こうやって何らかの形で体が反応を起こしていたのですから、やはりホルモン剤の力って、すごいんですね。
アメリカの不妊治療は休み
『治療を休む』ことも最初は抵抗があると思いますが、大事なことです。
治療中に使っていたホルモン剤の影響で体に何らかの変化が出てきているので、お休み期間には、十分に体をいたわってあげてください。
その分、治療が始まれば治療に専念できると思います。
私はアメリカにいる間も治療のことは頭の隅にありますが、今まで頑張ってきた自分の体を褒めてあげるつもりで、
欲しかったものを買ったり、治療中に我慢していたことを再開したり、夫婦で旅行に出かけたりしています。
アメリカでは好きなことをし、妊活をあまり意識しないよう、ストレスにならないよう、体の調子を整えながら、周りと比べないようにのんびり過ごそうと思っています。
この不妊治療お休み期間にできることは、次の治療までに、また『体の調子を整えておくこと』だと思います。
不妊治療を続けている私たちには、『治療中』と『お休み期間』の気持ちを上手に分け、淡々と過ごしていかなければ、治療自体続けられないのかもしれません。
看護師さんに褒められた
今回の治療もうまく行きませんでしたが、看護師さんから褒めていただいたことがあります。
(妊娠反応が出なかったことで、どうやって慰めていいのか分からないからかもしれませんが。。。)
それは、私の『生理周期が安定していること』(29日前後)です。
話を聞いていると、ホルモン剤の影響で生理周期が安定せず、治療中に不正出血があって、治療期間を延期しなければならない患者さんも多いようです。
しかし、私は生理周期が安定していたので、「海を渡ってアメリカに住んでいるにもかかわらず、国際電話のやり取り(ホルモン剤を取り始めるタイミング)も可能だったし、限られた時間での帰国中にも治療が計画通りできたことがすごいね」と褒めていただきました。
言われて改めて、『限られた時間での治療が計画通りにできるってすごいことだ』と感じました。
妊娠ってうつらないの?
よく「諦めたころに妊娠する」とか、「諦めたらダメだ」とか、「いつかお母さんになったらと信じることも大切だ」
とか言われていますが、結局はどっちなのでしょうか。
私は毎回、自分ではリラックスして臨んでいるつもりです。
しかし「今回の帰国こそ、治療がうまくいきますように!」と1年に1、2回の治療を前に、自分の中で、日本への帰国に力が入りすぎて、プレッシャーになっていたのかもしれません。
今回、職場で妊婦さんが二人いて、お腹も触らせてもらって、日本への一時帰国(凍結胚移植)でした。
このこともあり、今回こそ自分の中でも『妊娠できる』気がしていましたが、また着床できずに終わってしまいました。
数年前も友人が妊娠していたとき、「妊婦さんにゆで卵をもらうといい」と聞き、友人(妊婦さん)からゆで卵をもらったり、コウノトリキティをもらったり、子授けのお守りも買いました。
そして、妊婦さんたちのそばにもいましたが、まったく妊娠しませんでした。
妊娠菌って本当にあるのでしょうか。
厄年に挟まれているせいか、ここ2,3年、何をしてもうまくいきません。
先が見えない不妊治療
学校のテストでは、頑張った分だけ点数で評価されることにより、自分の頑張り具合が目で見えますが、不妊治療では、頑張っても頑張っても、何も見えてきません。
治療がいつ終わるのか、いつか赤ちゃんを授かれるのかと、頑張った分の成果も全く目で見えません。
いつまでと、先が見えれば頑張れますが、治療が何年続くか、続けたところで何も得られないかもしれないと思うと、諦めたくもなります。
ですが、私はもう少し諦めずに信じてみようと信じてみようと思っています。