最近注目されているのが過疎化の進んだ田舎への移住。不便で何もない場所だけど、何もないからこその良さがある!
と、子育て中の30代40代の家族が田舎へ移住するケースが増えているといいます。
大自然の中での子育ては確かに子どもにいい影響を与えてくれそう。
都心部での子育て
都市部に住んでいると、子どもを育てるのは気を遣って大変です。
家の中での騒ぎ声
マンションやアパートではもちろん、住宅街に建つ一戸建てでも、子ども達の興奮して大きくなる笑い声や、泣き声、ケンカしたときの騒ぎ声がご近所の迷惑になっているんじゃと気を遣い。
時にはそんな子ども達をしかるお母さんの声がついつい大きくなっちゃったりします。
どんなに静かにしてと言っても騒いでしまうのが子どもという生き物。。。
ドンドンと足を踏み鳴らし、大きな声で笑い騒ぎ、やってはいけない事を次々にやらかしてくれます。兄弟がいればなおさら騒ぎは大きくなる一方。
外に出れば危険が多い
外に出れば沢山の車や自転車が走っているので交通事故の心配をし。学校帰りや遊びに行った先で犯罪に巻き込まれていないか心配をする。
なかなか心休まることがありません。
その点、田舎であれば家と家が離れて建っていることが多く、騒音を気にする必要はありませんし、ひっきりなしに車が通るという事もありません。
都市部より犯罪も圧倒的に少ないでしょうから、のびのびと子どもを育てることが出来ます。
田舎へ移住するメリット
しかし、田舎への移住のメリットは決してそれだけではありません。昨今、過疎化の進む田舎では、移住者を迎えるための支援制度が驚くほど充実しているのです。
この支援制度、何に、どれくらいの支援があるかは様々ではあるもののその数何と1000件以上!驚きですね。
タイプ別で言えば
起業、事業への支援制度
そのままですが、起業したいと考えている人にその市町村で起業した場合に適応される支援制度です。
内装工事費用としての支援であったり、使用目的は問わない融資であったり、女性起業家の為の支援制度だったり、店舗家賃に対しての支援制度だったりとその内容は多岐にわたります。
農林水産業への支援制度
こちらの制度は、農業を始めたい、漁師になりたい、林業に従事したいと希望する人の給料や生活家賃を支援するサービスです。
経験や研修、夫婦限定だったりと条件がある場合も多いですが、大自然の中で逞しくものびのびと生活することを希望している人にはお勧めの支援制度ですね。
決心が付かない人のための、体験農業などありますので1週間ほど体験してみるのもいいかもしれません。
移住への支援制度
子育て中の家族という条件が多いのが、こちらの支援制度の特徴ではないでしょうか。もちろん単身者向けの支援もあるのですが、家族向け支援の太っ腹度には目を見張るものがあります。
例えば畑つきの一軒家が年間1万3千円で借りれて(正し20年は住むという契約)
20年目にその家と土地を譲渡してくれるというものや、一軒家の家賃が3年間無料、その後年間3万円の家賃など、びっくりするような内容のものもちらほらあります。
と、大まかに分ければこの3種類のようです。
不動産物件と同じで、次々と新しい内容の支援制度が開始されますし、応募が定員に達すれば、その支援制度のは募集を打ち切ります。
本当に多くの市町村が、様々な工夫を凝らして支援の方法を考えているので、募集の内容を見ているだけでも結構ワクワクさせられます。
家賃がただ同然といった感じの支援も意外と多く、現在、月10万円の家賃を払っているとすれば単純に年間120万円得することになります。
10年住めば1200万円!
田舎に住むデメリットは?
それに、何もない田舎なら、遊ぶ場所もショッピングモールもデパートなんかも少ないはずなので、ついつい遣っちゃった、なんて出費は少なくなるかも知れません。
もちろん、いいことばかりのはずはなく、慣れない田舎の習慣に戸惑い、結局一年もたたないうちに都市部に戻ってしまう人も少なくはないといいます。
特に上げられるのが、プライバシーのなさと、よそ者という疎外感です。
隣の部屋に住んでいる人の名前すら知らないドライなご近所付き合いしか知らない人にとって、田舎の人の親しみやすさは反面プライバシーがなくて耐えられない、と感じることも多いようです。
また、人のつながりが強い分、そこに入り仲間だと認めてもらうのはやはり大変なようで、どうしてもしばらく疎外感を感じる中での生活になりそう。
ほかにも、想像していたよりも本当に不便だった、物価が高いなどいいことばかりではないことは確かです。
まとめ
そのデメリットもきちんと分かった上でも、やはり田舎の穏やかな空気の中で伸び伸びと子育てする事は理想的に感じますし、家賃がただ同然などの支援は魅力的です。
お仕事の都合が付く方は是非一考してみる価値はあります!