私は昔から子供が好きで、将来は子供がほしいと当たり前のように思っていました。
最近は、30代で妊娠・出産が増えてきましたが、20年前は20代前半で結婚・出産が当然とされていました。
私は現在30代ですが、私も母親に、「もう20代後半なんだから、早く結婚して、早く子供を産まないと・・・」と言われていました。
しかし、仕事も楽しいし、友人との時間も大切だし、とあまり焦ってはいませんでした。
とはいえ、周りの同級生には子供を3人育てているママや出産して育児を楽しんでいるママたちが、たくさんいました。
30歳で入籍・結婚をしましたが、子供はもう少ししてからでも・・・と思っていました。しかし、周りの友人から、「子供はいつほしいの?」「すぐできるとは限らないよ」と言われたのです。
独身の時には、妊娠・子供の話をあまりしませんでしたが、結婚してからは、そういった話もよくするようになりました。
そして、結婚を機に、妊活という言葉を考えるようになったのです。
妊娠を意識し始める
友人と食事をしていた時のことです。そこには、独身の友人も子供のいる友人もいました。
そこで、出産の話になり、健康管理や自身の生理周期を把握していることが大切だと、教えてもらいました。
生理周期をあまり気にしたことがなかった私は、みんなにどうしているのかと聞いたところ、なんと友人全員がアプリを利用していました。
生理周期や基礎体温、体重など色々な項目を入力し、管理できるアプリをみんな活用していたのです。知らなかったのは私だけでした。無知も甚だしい限りです。
アプリ自体は、みんなバラバラで、どれでも大丈夫とのことでした。そこで、私も、教えてもらったアプリをひとつダウンロードし、その場で設定しました。
システムは非常に簡単で、自分の基礎体温・生理周期を把握することで、健康管理もでき、妊娠時期もわかるようになっていました。
30歳を過ぎ、友人と妊娠・出産について話すようになり、アプリを知り、私自身、妊娠したいという気持ちが強くなりました。
様々な本を読む
女性が妊娠・出産に至るためには、生殖器官の全てが正常に働くことが重要とのこと。その器官は、子宮・卵巣・卵管・脳の視床下部・下垂体・膣などです。
これらの器官の一つでも働かない場合、妊娠は成立しないのです。私は、20代前半まで生理周期がしっかりしており、覚えていられるくらいきっちりとした周期でした。
しかし、20代後半以降は、慣れない海外で生活していたこともあるのか、生理不順が続きました。
ストレスが原因で体調を崩したりもしたため、生理周期は全く安定していませんでした。
いつ生理があったのかも把握しておらず、あまり深く考えていなかったことを、不妊関連の書物を読み、後悔しました。
アプリの利用
アプリを利用し、基礎体温・体重・生理周期を入力する。まずは、自分の生理周期を把握するために、基礎体温をつけ始めました。
それから、体重も入力し、健康管理にも気を付けました。
食生活が乱れていたため、野菜をしっかりとるようにしたり、栄養に気を付けるようにしました。
結婚してから、妊娠をしなかったのには、何か原因があるのかもしれないと不安になったこともありましたが、とにかく、まずは自分でできることをしてみようと考えたのです。
妊娠力アップのために
基礎体温もつけていれば良いというわけでは、ありません。妊娠しやすいのはいつか、どういった排卵周期なのかなどを知らなければ、基礎体温の意味もありません。
まず、そういった情報を集め、いつ排卵しているのかなど、把握する努力をしました。
基礎体温をつけて、生理周期を知り、低温期から高温期に移る前の、体温がいったん下がるタイミングを把握するようにしました。
排卵は、体温がいったん下がる陥落日か、その後の体温が上がり始めるときに起こるのが一般的です。
卵子が排卵される日を「排卵日」といい、排卵日を含めた前後5日間を「排卵期」と呼びます。この排卵期がチャンスだということです。
生理不順をなくし、妊娠しやすい体になるために、食生活も見直しました。
ジャンクフードが好きだった私は、なるべく自分でお弁当を作るようにし、コンビニ食は減らしました。
ニンジンや赤身の魚など、血行を促進する「赤い食材」をとり、ビタミンC/Eを多く含む食べ物を摂取するよう意識しました。
とにかく、栄養バランスを考え、自分の健康に気を付けました。
妊娠発覚
妊娠するには、今まで一切気にしていなかったことに、注意し、妊娠力をアップさせようと、色々なことを初めて半年。妊娠がわかりました!妊娠5週目で、わかったのです。
なぜなら、きちんと基礎体温・生理周期を記録していたからです。
生理がくるはずの日から3日後に、もしかしたらと思い、薬局へ。少し早いとは思いましたが、検査薬で確認したところ、くっきり線が!!
今まで、妊娠しなかったのに、色々始めてから半年で妊娠することができました。自分自身のことを把握しておくことが、どれだけ大切か、身に染みてわかった瞬間です。
しかも、早くわかったことで、仕事でも色々気を付けることができましたし、葉酸をとったりと、出産までに必要なことが早く始めることができました。
それも、大切なことだと思います。妊娠に焦っていなくとも、きちんと自分自身の体のことを把握することは必要です。
そして、ただ「子供がほしい。いつかできるでしょ。」と思っているだけではなく、本当に基本的で簡単なことからでも、始めておくべきです。
後悔先に立たずとよく言いますが、そうなる前に、食生活を見直したり、無料アプリを活用したり、知識を深めたりと・・・始められることは今すぐ行動に移してみた方が良いかもしれません。