【保存版】妊婦にNGな飲み物、OKな飲み物一覧

妊娠・出産

6「妊婦が飲んではいけない飲み物は何?」

「外食行ったときは何を飲めばいいの?」
「妊娠中のつわりや便秘がひどいけど、何を飲めばいい?」
とお悩みの方へ。妊娠すると、

 

・女性ホルモンの働きによって、新陳代謝が活発になって汗をかきやすくなる

・体の血液量が40%増える

・羊水をきれいに保つために多くの水分が必要

 

といった3つの理由から、母体が水分を必要とするため、喉がとても乾きやすくなります。

 

水分が不足すると、脱水症状になるだけではなく、羊水の中で育つ赤ちゃんに悪い影響が出てしまうため、妊娠中のこまめな水分補給と飲み物選びはとても大切です。

ここでは、妊娠中の飲み物に迷うことがないよう、
・赤ちゃんのために避けたい飲み物
・少量なら飲んでもよいが、注意が必要な飲み物

・飲み過ぎには注意したい飲み物

・いつでも安心して飲める飲み物

・症状別で効果が見込める飲み物


を一覧でご紹介します。

 

赤ちゃんのために避けたい飲み物

 

妊婦が避けたい飲み物

 

妊娠中において、アルコールや特定の成分が含まれたハーブティは、少量でも「胎児の成長障害」「先天性リスク」を引き起こす恐れがあります。健康な赤ちゃんを産むために、しっかり避けておきましょう。

 

アルコール

アルコール

アルコールは、胎盤を通過して胎児も摂取した状態となり、「胎児性アルコール症候群」という、発育不全や障害を持って生まれてくるリスクが高まります。

 

ノンアルコールであっても、少量のアルコールが入っている場合があるので、必ず「アルコール0.00%」と記載のあるものを選びましょう。

NG成分が含まれるハーブティ

NGハーブティー

ハーブの中には毒性成分や、子宮刺激作用のような妊娠中に適さない成分を含むものがあります。

 

(主な例)

子宮を収縮する作用→カモミール・セージ・ジャスミン・アロエ・レモングラス

※ラズベリーリーフ⇒子宮を収縮する作用があるが、お産をスムーズにする効果があるので、臨月にはオススメ。


子宮を緊張させる作用→セントジョーンズワート

子宮を興奮させる作用→ベニバナ

子宮を刺激する作用→サフラン

月経刺激作用→ハイビスカス

カフェインが含まれる→マカ

ラベンダー⇒妊娠中の安全性に対する情報が充分ではない。
さらに詳しく知りたい方は、こちらの一覧をご覧ください。

参照:国立健康・栄養研究所
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3009.html

 

少量なら飲んでもよいが、注意が必要な飲み物

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カフェインや糖分を多く含む飲み物は、飲み過ぎると胎児の発育に影響が出る可能性もあります。

 

1日のカフェインが150mg以下の妊婦さんに比べて、300mg以上の摂取をしている妊婦さんは、流産のリスクが2倍以上となり、1000mg以上(1日約8杯)の方は死産のリスクを高めるという報告もあるので、できる限り少量に留める方が良いでしょう。

カフェインを含む飲み物
コーヒー

コーヒー

医師からは、妊娠中のカフェインは控えるように指導が行われますが、食品安全委員会では1日に300mgまでであればカフェインは問題ないとされています。

 

普段からカフェインを摂り続けていた方は、摂取を抑える事でイライラしてしまう事こともあるので、1~2杯を限度としておけば問題ありません。

 

ただし、カフェインはビターチョコレートやココア、チョコやココア味のシリアル、一部の薬にも含まれているので、コーヒー以外でもカフェイン摂取してしまう事も把握しておきましょう。

 

■コーヒーと他のカフェイン量(1杯あたり)

ドリップコーヒー(150ml) 約135mg

玉露(150ml)約150mg

コーラ(500ml) 約50mg

ココア・カフェオレ・抹茶(150ml) 約45mg

緑茶・紅茶・ウーロン茶・ほうじ茶(150ml) 約30mg

玄米茶(150ml) 約15mg

チョコレート(50g) 約10~40mg

緑茶・ウーロン茶

緑茶・ウーロン茶

緑茶には、カフェイン、鉄分の吸収を抑えてしまうタンニン、葉酸の働きを阻害してしまうカテキンが含まれ、胎児に必要な栄養素が行き届かなくなるので、1日1~2杯に留めておきましょう。

 

ウーロン茶にも、カフェインやカテキンが含まれますが、緑茶よりもカテキンが少ないので、1日2~3杯程度に留めておきましょう。

糖分が多い飲み物
清涼飲料水

(ジュース・スポーツドリンク・缶コーヒーなど)

清涼飲料水

多量の糖分が含まれ、糖分の過剰摂取は妊娠糖尿病や妊娠中毒症になる危険性があります。

また、母子ともに太りやすくなり、難産になる可能性も。

 

”カロリーオフの清涼飲料水”についても、糖分の心配はなくなる一方で天然成分以外の甘味料を摂取することになるので、飲みすぎにご注意ください。

 

どうしても水やお茶以外のものが良いという場合は、無糖の炭酸水がおすすめです。

果汁ジュース

(100%のオレンジ・グレープフルーツジュースなど)

果汁ジュース

つわりの時などに、柑橘系の酸味が口の中をさっぱりさせてくれます。
酸味のきいた果実酢を炭酸水や水で割るのもオススメですが、糖分やカロリーが高いので、注意が必要です。妊娠中は血糖値が下がりづらくなるため、1日1杯程度に留めておきましょう。

 

飲み過ぎには注意したい飲み物

 

以下の飲み物は、つらい症状に効果もあり、安心して飲める飲み物ですが、過剰摂取によって悪い影響を及ぼす可能性もあるため、飲み過ぎには注意すべき飲み物です。

 

冷たい飲み物(特に妊娠初期)

冷たい飲みもの

妊娠初期は、体が冷えることで血の巡りが滞り、胎児に酸素や栄養が届きにくくなってしまいます。

また、妊娠中は、胃腸の働きが想像以上に弱まるため、下痢をしやすくなってしまいます。

糖分のない炭酸水

糖分のない炭酸水

余分な成分がないので、安心して飲むことができます。

とくに、つわりのときは、炭酸の爽快感で口の中がスッキリしたり、炭酸によって出にくかったゲップが出て、胃が軽くなることもあるのでつわり中は特にオススメです。

冷やして飲むのが一般的なので、こちらも飲み過ぎると体が冷えてしまうので、飲み過ぎには注意が必要です。

 

物足りない方は、レモンを加えることで、より爽快感のある口当たりやい炭酸水を楽しめます。

また、ミントの葉やライムはにおいに敏感になっている妊婦さんにオススメです。

海外のミネラルウォーター

海外のミネラルウォーター

海外のミネラルウォーターは硬水のものが多く、硬水はミネラルが豊富だが、腎臓に負担がかかります。

また、日本と海外では減菌の基準が異なり、無殺菌で輸入されているものもあるので、安全面で不安が残ります。

野菜ジュース

野菜ジュース

妊娠中に必要なビタミンAやカルシウムなどの栄養素や食物繊維が含まれるが、市販のものは塩分や糖分が含まれ、加工過程で一部の栄養素が失われている可能性もあるので、手作りがの方が安心です。

 

手作りが難しいという方は、市販の野菜ジュースで、「カゴメ 野菜一日 これ一本」や「伊藤園 1日分の野菜」なら食塩や砂糖が含まれていないのでおすすめです。

食事のバランスも考えて、1日1杯程度に留めておきましょう。

青汁

青汁

栄養が豊富で、便秘のときにもオススメですが、下記のような商品もあるので注意が必要です。

 

・飲みやすくするために糖分を多めに使用

・緑茶・抹茶を加えてカフェインを含む

・「妊娠中授乳中の方はお控えください」と書かれている

 

また、栄養分が凝縮されているため、とり過ぎると悪影響を及ぼす、ビタミンA、葉酸、カリウムが過剰摂取とならないように、食事やサプリメントを含めて、1日の摂取量の上限を超えないように注意が必要です。

ハーブティ(ノンカフェイン)
ルイボスティー

ルイボスティー

あっさりとした味でクセがなく、飲みやすい。
妊娠中に不足しがちな、鉄分・カルシウム・亜鉛などのミネラルが豊富に含まれ、抗酸化作用のある物質も含まれるため、免疫力を高める働きやアンチエイジング効果も期待できます。利尿作用があり、むくみの改善に働きかけますが、排尿することで体が冷えてしまうので、飲み過ぎないよう、1日2~3杯程度に留めておきましょう。
ローズヒップティ

ローズヒップティ

さらっとした口当たりでクセがなく、飲みやすく、鉄分の吸収を助ける、ビタミンCがレモンの20倍近く含まれる。他にも鉄分やカルシウムなどの栄養が豊富に含まれます。

 

つわりの時期に飲むと、さわやかな酸味が、胃のむかつきや吐き気などを和らげてくれます。
飲み過ぎると下痢症状を起こすことがあるので、1日2~3杯程度に留めておきましょう。

たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)

タンポポ茶

たんぽぽコーヒー

ビタミン・ミネラル・鉄分を豊富に含み、ホルモンバランスの乱れを整え、体を温めます。利尿作用が強く、便秘解消やむくみの解消に効果的です。

 

また、母乳の出をよくする作用もあるので、産後にもオススメです。

血圧を下げる効果もありますが、低血圧の方は飲み過ぎには注意が必要です。

利尿作用からの、排尿によって体が冷えてしまうこともあるので、1日2・3杯程度に留めておきましょう。

 

※たんぽぽコーヒーは、たんぽぽ茶と大きな違いはなく、原材料となる「たんぽぽの根」を乾燥方法や焙煎技術によってコーヒーのような味わいに近づけたものとなります。

小豆(あずき)茶

小豆茶

昔から健康食として知られている小豆は、活性酸素を除去したり、血行促進作用のあるポリフェノールやカリウム・鉄分・ビタミンB群・食物繊維などが豊富に含まれます。

 

とくに、カリウムやサポニンが、むくみの改善や冷え性の改善に働きかけます。
こちらも利尿作用があるので、1日2~3杯程度に留めておきましょう。

ジンジャーティー(生姜湯)

ジンジャーティー

ジンジャーには血液循環や代謝をよくしたり、発汗促進の効果があり、冷え性の人にオススメです。

 

吐き気やむかつきを解消し、つわりの軽減にも効果があるりますが、飲み過ぎると、消化器官へ悪影響を与えたり、低血糖、止血作用を妨げる可能性があるので、注意が必要です。

 

1日2~3杯程度に留めておきましょう。

ゆず茶

ゆず茶

韓国の伝統的なノンカフェイン飲料で、新陳代謝を活発にし、血行を促進して冷えを防止します。

 

ビタミンCをはじめ、鉄分などのミネラルが豊富で、妊娠初期の妊婦に欠かせない葉酸もたっぷり含まれます。

ただし、はちみつや砂糖といった糖分が多く含まれるため、1日1杯ほどで留めておきましょう。

乳製品
牛乳・乳酸飲料・ヨーグルトなど

牛乳

栄養バランスが良く、ミネラルやビタミンが豊富で、妊娠中に不足しがちなカルシウムを補います。

 

乳酸飲料やヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌は便秘解消の作用があります。

ただし、多く栄養素が含まれているので、飲み過ぎは体重増加など、母体への負担が大きくなる可能性があります。

1日1杯程度に留めておきましょう。

※特に、カルピスは糖分が多いので控えめに。

 

いつでも安心して飲める飲み物

 

安心して飲める飲み物

 

水や麦茶は、安心して飲める飲み物なので、水分補給のために、日常的に飲みたい飲み物です。

ただし、体が冷えないように、常温かホットで飲むことをおススメします。

 

軟水

(RO水のウォーターサーバーがおススメ)

軟水

『RO水』は、逆浸透膜というフィルターによって、不純物を限りなくろ過できるので、妊娠中から産後の授乳まで、放射性物質環境ホルモンといった、不純物の混入の不安を感じることなく飲み続けられます。

 

ペットボトルなどは、購入や捨てる時の手間がかかるので、お湯もすぐに出て、災害時の備蓄水にもなる、ウォーターサーバーが便利です。RO水は、ウォーターサーバーでも提供されていますが、ミネラルがバランス良く配合されたものがおススメです。

数あるウォーターサーバーの中でもオススメできるのが、コスモウォーターです。

・重い水のボトルを足元にセットできる。

・水のボトルがサーバー内に空気中の細菌が混入しにくい構造になっている。

・サーバーを自動でクリーニングする機能がある。

・初期費用・送料・サーバーレンタル料

・メンテナンス料金などの余計なお金がかからない。

・RO水と天然水の選択ができ、RO水の場合、他社より格安な料金で使用することができる。

 

⇒コスモウォーターの詳細

麦茶(ハト麦茶はNG)

麦茶

ノンカフェインなので気軽に飲めます。
妊娠中に摂取したい食物繊維やミネラルが豊富という点と、体を冷やす作用があるので、常温かホットで飲むのがおすすめです。ただし、ハト麦茶は子宮収縮作用や体を冷やす効果、体内の不要なものを体外に排出する作用があり、胎児も異物として認識されて、流産や死産を引き起こしてしまう可能性があるので、過剰摂取に注意。

 

症状別で効果が見込める飲み物

 

妊娠中の以下のような時に、効果的な飲み物をご紹介します。

 

・つわりがひどい

・便秘がひどい

・むくみがひどい

・冷え性対策に

・出産対策に

 

妊娠中は体調によって味覚が変わっていることもあるので、いろいろな飲み物を試してみて、「これなら飲める!」というものを探してみてください。

 

つわりがひどい

 

つわり中は嘔吐することも多く、飲食ができない状態になってしまうと、脱水症状にもなりかねません。また、胃に何も入っていない状態で嘔吐すると、胃液で喉を傷めてしまうこともあるので、自分にあった飲み物を早く見つけることが大切です。

ローズヒップティ
100%のオレンジ・グレープフルーツジュース
ジンジャーティー(生姜湯)
糖分のない炭酸水

(つわりがひどくて、何も飲めない方は、口の中で氷をゆっくり溶かすだけでも水分補給になります。

ただし、冷たい水同様、体が冷えるので、その量には気をつけましょう。)

 

便秘改善を促す飲み物

 

妊婦のおよそ7割が、腸の圧迫やホルモンの働き、自律神経の乱れや運動不足などが原因で、便秘になると言われており、深刻な方は薬を飲まなければ排便できないというケースもあります。

その場合、水を飲むタイミングを意識する、腸に働きかける飲み物を摂取する事で、便秘改善が見込めます。

・寝起きの1杯のお水

(起きてすぐにコップ1杯の水を飲むことで、腸の動きが活性化します。

ポイントは少しづつ飲むことではなく、一気に水を飲むことで胃に重力がかかり、腸に圧力をかけます。その結果、便意をもよおし、排便へとつながります。)

牛乳・乳酸飲料・ヨーグルトなど
青汁
たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)

 

むくみ解消に役立つ飲み物

 

以下の飲み物には利尿作用があり、体内の水分を尿として出してくれるので、むくみ解消に役立ちますが、排尿することで体が冷えるので、飲み過ぎには注意が必要です。

たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)
小豆(あずき)茶
ルイボスティー

 

冷え性対策として飲んでおきたい物

 

妊婦の体の冷えは、ママだけでなく、赤ちゃんにも良くない影響を与えます。

体の内側から温める飲み物を積極的に摂り、冷えにくい体質作りを心がけましょう。

ジンジャーティー(生姜湯)
ゆず茶
たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)
小豆(あずき)茶

 

陣痛や出産中の痛みを和らげる飲み物

 

陣痛中は出産では、子宮の収縮によって痛みが起きます。それらの痛みを和らげたり、スムーズになるよう助けるものが、ラズベリーリーフティーとなります。

ラズベリーリーフティー

ラズベリーリーフティー

出産前から1日2回、1.2gのラズベリーリーフティーを飲むと出産がスムーズになるということでヨーロッパでは「安産のためのお茶」と呼ばれています。

具体的には、子宮口が完全に開いてから赤ちゃんが出てくるまでの時間がおよそ10分も短縮されたという臨床結果も。

さらには陣痛を和らげる、子宮の収縮をサポートするといった作用もあります。
子宮収縮作用があるので、出産8ヵ月前以前はオススメできません。

 

まとめ

 

妊娠中の避けるべき飲み物、注意すべき飲み物、安全な飲み物をご紹介いたしました。

妊娠中でも、状況ごとに多くの物が飲める事をご理解頂けたかと思います。

 

素晴らしいマタニティーライフのおともに、安心安全の飲み物を携えて10ヶ月間を過ごされることをおすすめします。

 

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