こんにちは。亜樹です。最近、やっと秋らしくなりましたね。我が家は扇風機を全て撤去しました。
窓を開けるだけで涼しい風が入ってきて、気持ちがいいですね。こんな日はコーヒーでも飲んで、秋の夜長の読書を楽しむのもいいですよね。
そんなこころを癒す、コーヒーですが、皆さんご存知の通り、カフェインが入ってますよね。
妊娠すると「カフェインを多く取らないでください。ノンカフェインの麦茶などを飲みましょう。」と推奨されます。
コーヒー大好きな友人は「禁断症状が出る!!」と苦しんでいましたが、なぜカフェインが妊娠中に問題になるのかご存知ですか?
妊活中のカフェインは大丈夫なのでしょうか?
本日はカフェインについてお伝えしたいと思います。
カフェインの役割とは
いわゆる、コーヒーを飲むと目が覚める、おしっこが近くなる、ドキドキするといったことはまさにカフェインのなせる業なのですね。
では、そのカフェイン、なぜ妊娠中に控えるように指導されるのでしょうか?
アメリカのカイザー・パーマネンテという健康保険会社の研究チームが、1996年10月~1998年10月まで、妊娠前と同量のカフェイン入り飲料を妊娠後も飲み続けた1063人の女性を追跡調査したという報告書があります。
その結果、流産の危険性は毎日のカフェイン摂取量に比例することが明白に示されました。
これは、恐いですね。
因みに、200ミリグラムのカフェインとは、コーヒーでいうと220mlのカップで2杯分だそうです。お好きな方はそれくらい毎日摂取してますよね。
加えて、カフェインには以下のような働きがあるため、カフェインを控えるように指導されるようです。
カルシウムや鉄分の吸収を阻害
カルシウムや鉄分は妊娠中に必要不可欠な栄養素です。
しかしカフェインを摂取することで、尿としてカルシウムを排出してしまうなど、カルシウムや鉄分の吸収を妨げる働きがあるようです。
胎児の身体に負担カフェインは胎盤を簡単に通過し、胎児へ送られてしまいます。
胎児の身体はまだ未発達なので、胎児の代謝能力ではカフェインを代謝することができないことから、科学者らの間ではカフェインは胎児に有害だとされています。
胎児に十分な栄養や酸素が送られなくなるカフェインは血管を収縮させる働きがあり、胎盤への血流を減少させてしまいます。
その影響で胎児へ酸素・栄養が十分に送られなくなり、発育障害になったり、最悪胎児の死亡へ繋がると考えられています。
このことから、妊活中の方もカフェインは無視できないということがお分かりいただけますね。
いかがでしょうか。これを読んでいただけると、カフェインを含むものはやめようと思いますよね。
ストレスがたまる場合
でも、コーヒーや緑茶などを飲むことでリラックスしていた方には、我慢することがストレスになりますよね。
妊活中、妊娠中にはストレスは大敵!それでは、本末転倒になってしまいます。
先ほどの報告書の中でも200ミリグラム以上摂取した方は…とあったように、カフェインの量が多くならないように気をつけて摂取していけば大丈夫ですよ。
日本では明確な基準はないようですが、イギリスでは1日200ミリグラムまでとしているようです。
ではどのような飲み物にどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?一般的なものを以下にあげましたので、参考になさって下さい。
1杯(150ml)に含まれるカフェイン量
・カフェオレ 40mg
・ココア 50mg
・紅茶 30mg
・ルイボスティー 0mg
・ハーブティー 0mg
・コーラ 15mg
・緑茶 30mg
・玉露 180mg
・麦茶 0mg
エナジードリンクの場合
・デカビタC 1本 21mg未満
・レッドブル 1本 80mg
・モンスターエナジー 1本 142mg
・リポビタンD 1本 50mg
それと見逃しがちなもので、チョコレートがあります。
・板チョコ50mg 20mg
一般的なカフェイン含有量ですが、コーヒーなどは淹れ方などによってカフェインの量が増減します。
ひとつの目安としていただければと思います。いかがでしたでしょうか?
上手に目安の200mg以上にならないようにカフェイン摂取を工夫されるのもいいですし、思い切って妊活・妊娠中に言いといわれる、ノンカフェインのタンポポコーヒーやルイボスティーに変更してしまうというのもいいですね。
これをストレスと取らず、「今日はどうしようかな~?」と楽しみに変えていただけるといいかな、と思います。