2人目不妊は意外と多い!加齢による卵子の老化が原因?

不妊の体験談

妊活、不妊治療というと、「子どもをまったく授かることができない」という状態であると考えがちではないですか?

 

看護学生であった私も、実はそう思っていました。

 

子供を授かりたくて妊活したり、産婦人科に通うなどして不妊治療を受けるのは、1人もお子さんを授かることが出来なかった方がするものだと。

 

1人出来たら、2人目、3人目は当然普通に授かると思っていました。

 

なので、1人目はもしかしたら出来ないかもしれない、3ヶ月頑張ってだめなら早めに産婦人科に相談に行こうなんて考えていたのですが、1人目がすぐに出来たので、自分は欲しくなったらまたすぐに妊娠できる、子供を授かると考えていました。

 

ですが、長男が2歳になろうとする前から2人目をと考え始めましたが、全く妊娠する気配はなく、あれよあれよと半年以上過ぎた頃、「これはまずいかもしれない」と現実を直視したのです。

 

2人目不妊とは?

 

たまたま、子宮がん健診に妊婦検診でお世話になった病院に行った時、先生に「2人目は考えていないの?」と言われ、「考えているんですが、なかなか出来ないんです。」とお話したら、

 

2人目不妊は結構多いのよ。欲しいのなら、まずはタイミング法の指導をするから生理後10日くらいで受診しなさい。」と言われ、衝撃を受けました。

 

2人目不妊…、全く考えてもいませんでした。

そして、2人目不妊で悩む人の多いことにも驚きました。

 

児童館などで子供を遊ばせているときに、たまたま2人目の話になり、「いやー、なかなか出来なくて。」と言うと、「私もそうだったよ。」と言う人がうじゃうじゃ。
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1人目は苦労しなかったけど、2人目は通院した、神頼みに行ったなどといったお話しを聞き、私だけじゃないのね~と安心する一方で、これは困ったと思いました。

 

現在、初めてのお子さんを授かるための妊活をされたり、不妊治療を受けられる方は年々増えていて、世間からの認知・理解も格段に広がりました。

 

ですが、2人目不妊は意外と知られていませんし、

「1人子供がいるのだから、当然出来るはず。」という思い込みから、世間からの理解も乏しいです。

 

2人目不妊が起こる理由

 

答えは簡単ですね。1人目を授かった時と2人目を考えた時、時間が経過して夫婦共に老化が進んでいるからです。

 

近年は結婚も晩婚ですし、それに伴い1人目も遅くなりがちです。

 

35歳以上の妊婦さんは高齢出産ということで、「まるこう」(高齢出産の高の字を丸でくくる)と呼んでいますが、私が看護学生であった20年ほど前は、35歳以上の初産婦さんは殆ど居ませんでした。

 

居たら、要注意でマークされているくらいでしたが、現在では30歳以下の方のほうが少ないですね。

 

そういうわけで、1人目は30歳くらいで授かったとしても、2人目は絶対にそれ以降です。当然身体も、卵子も、子宮の活動も衰えていると考えるべきです。

 

加えて、私のように、「1人目できているから、2人目も大丈夫。」という油断が、実は不妊であるという事実から目を遠ざけてしまいます。

 

そして、極めつけは、不妊かもしれないと気がついたときに、1人子供がいるのに、産婦人科で不妊の相談をするのはおかしくないか?」という偏見と遠慮です。

 

私も、心のどこかで「2人目が出来ないことに関して、産婦人科に相談したほうがいいかもしれない。」と頭をかすめましたが、不妊外来に長男を連れて受診する勇気はありませんでした。

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不妊外来に初めてのお子さんを授かるために通院されている方に対して、

 

1人子供がいるのに2人目のことで通院するのは失礼じゃないのか、贅沢じゃないのか、と思ったからです。

 

ですから、子宮がん検診時、幸い先生が2人目の話を振ってくださったので、本当に助かりました。

 

でも、不妊外来に通院する勇気はなく、

「子供もいるので、不妊外来に通院するのはいかがでしょうか?あまりよくないですよね?」と看護師さんに相談したら、

 

「一般外来でいいですよ。お子さん連れて、2人目治療の方も結構居ますよ。」と教えて下さり、一般外来での通院をスタートすることになりました。

 

タイミング法を行った結果

 

その後、一般外来にて排卵状態や基礎体温などを診ていただきましたが、妊娠できないのはやはり「加齢です」と、辛い現実を突きつけられました。

 

3回ほどタイミング法をご指導いただき、妊娠しましたが、流産してしまいました。

 

その後、主人の転勤でタイミング法のご指導を受けることが出来なくなり、基礎体温と排卵検査薬と神頼みでなんとか次男を妊娠することが出来ましたが、

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あの時、2人目不妊であるという現実を突きつけられなかったら、

次男は授かっていなかったかもしれないと思います。

 

上のお子さんがいると、お子さんに手がかかり、なかなか自分と向き合うことが難しいですが、過ぎた時間は返ってきません。

 

確実に歳を重ね、妊娠を遠ざけます。

自分は大丈夫かな?と思われる方は、一回産婦人科の一般外来でいいのでご相談されることをお勧めします。