私は冬場のみ足の冷えを感じるタイプで、寒くなってきた近頃は、本格的に対策を取らなければと思っています。
そんな中、冷え性の方の強い味方の靴下もさることながら、最近は腹巻・腹帯も妊活中の方には静かなブームだそうですね。
※ちなみに腹巻きは輪っかになっていて、体にスポッとはめるもの、腹帯はお腹にぐるぐると巻くものです。
妊娠には冷えが大敵なのは周知の通りで、靴下が注目されるのはよくわかるのですが、腹巻もブームであることは知りませんでした。
しかし2人目不妊で妊活中だった当時、腹巻・靴下は欠かさなかったことをふと思い出しました。
赤ちゃんを授かるための子宮はお腹にあります。
そのお腹を温めて、子宮を良い状態に保つというのは当然ですよね。ということで、今回は腹巻についてお話したいと思います。
犬の日から腹帯で安産祈願
私は1人目を妊娠後、犬の日から腹帯をしていました。
犬の日の腹帯ってご存知ですか?犬が安産であることにちなんで、昔から戌の日には、安産祈願をするならわしになっています。
戌の日の祝いは、「帯祝(おびいわい)」とも言われ、妊娠5カ月目の戌の日に安産祈願することで、無事に赤ちゃんを出産できると信じられています。
戌の日は、12日に1日の割合でやってきますので、月に2、3回はあるということになります。
腹帯のはじまりは古く、「古事記」が起源であるとの説が有力なのだそう。
腹帯のはじまり
古事記によると、仲哀天皇の皇后であられた神功皇后・息長帯日売命(おきながたらしひめのみこ)が、朝鮮半島征伐にお出掛けになられた際に、お腹の中には後の天皇である応神天皇を身ごもっておられました。
お腹の子を守るために、帯の中に石を挟み入れてお腹に巻きつけていたという記述があります。
その後、神功皇后は無事に帰国し、出産することが出来たとも書かれています。
古事記での話が後に言い伝えられ、神功皇后が巻いた帯が、後の腹帯になっているといわれているようです。
腹帯のタイプと3つの効果
そんな腹帯ですが、実際のものは一般的に「岩田帯」とも言われるさらし布の帯のことを指すようです。
ですが、現在は着脱が簡単なコルセットタイプ、ガードルタイプ、サポータータイプなどのものが主流です(私もコルセットタイプでした)。
腹帯は安産を祈願しお腹に巻くものですが、そればかりではなく、大切なお腹を守ってくれる役目があります。
実際に腹帯を巻くことによって、以下のような主に3つの効果があると考えられています。
2:妊娠で大きくなったおなかを支え、胎児を守ってくれる
3:妊娠中の腰を守ってくれる
実際に着けていて、温かかったですし、腰の負担も軽減されました。
それに、出っ張ったおなかは結構ぶつけます。その保護もしてくれていたので、私は2回の妊娠中、2回とも身に着けていました。
妊娠中につける腹帯は以上のようなものですが、妊活中の皆さんがつける腹巻も同じ効果が望めそうですよね。
2と3は該当しませんが、1の効果は十分だと思います。
二人目妊活中の腹巻の使用感
2人目不妊で妊活中の当時、夏でもかまわず靴下・腹巻をしていました。
というか、夏場のほうがエアコンが効いていて、寝ているときなどはおなかが結構冷えます。
さすがに寝ているときは靴下は脱いでいましたが、腹巻は着けていたのを思い出します。ただ腹巻の難点は「もこもこの余計な厚み」が出てしまうこと…。
仕方がないといえば仕方がないのですが、ぴったり目に着たい洋服のときは躊躇しましたね、さすがに。
それに、一番初めに購入したときは春先だったこともあり、何も考えずにナイロン系の伸縮自在のもこもこ系を購入したため、5月には買いなおす羽目になりました。
ナイロン系であったためか、直接肌に触れると汗とあいまって痒くなったり、ぶつぶつニキビ前のようなものが出来たりと悲惨なことに。
それに、汗の吸収も悪く、汗がたまっていました。というわけで、新たにシルク製の腹巻を購入しました。
さすがシルク製だけあって、肌についても気持ちがいい!そして、汗も吸収してくれます。ただ、はじめて目にして気になったのは、「薄い」ということ。
今までのナイロン製とは大違いで、「これで温かくなるのか!?」と不安になりましたが、そんなことは全く心配無用でした。
シルク製は通気性もよく、汗も吸収し、保温効果もばっちり。ナイロン製のように暑くなりすぎて、熱がこもる感じは全くありませんでした。
それに私が購入した腹巻にはポケットがついていまして、お守りをしのばせることができるという優れものでした。
子宝のお守りって肌身離さず持っていたいですが、付けるところに困りませんか?
バッグに付けるといかにもで恥ずかしいし、ポーチなどに入れて持ち歩くものなんとなく効果が薄くないか?なんて思っていましたが、この腹巻ポケットは最高でした。
そのかいあってかわかりませんが、購入後6ヶ月ほどで妊娠しました。
妊娠後も冷えは大敵ですから、5ヶ月の犬の日になるまでこの腹巻をし続け、犬の日に選手交替となりました。
現在は私が妊活していた頃よりも種類も豊富でしょうし、おしゃれなものも多いようです。
妊活だからだけでなく、ご自身の健康のためにも腹巻をお勧めしたいです。
※妊活には葉酸サプリの摂取も重要です