こんにちは、かんたろうです。
突然ですが、みなさんは漢方薬ときいて、どんなイメージがありますか?
私のイメージは「苦い、量が多い、すぐに効かない」です。
昔、漢方薬を出される診療科目は少なく、その中でも処方するお医者さんはわずかだったように思いますが、現在は色々な診療科目で、色々な漢方薬を出されていると思います。
産婦人科でもよく取り扱われていますね。私も去年、産後生理前症候群が酷く、産婦人科に受診したときにも漢方薬が処方されました。
妊活にも漢方が効果的であるということは近年盛んに取り上げられていますね。
「では、その漢方とはいったいどんなもので、妊活においてはどのような働きをしてくれるのでしょうか?
妊活で漢方薬が注目
漢方薬は、伝統中国医学の一種で、日本で独自に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品、とウィキペディアで紹介されています。
漢方医学は体全体の調子を整えることで結果的に病気を治していくもので、症状だけを見るのでなく体質を診断し、重んじるもののようです。
現在、私たちが普段接している医療は西洋医療で、症状や検査の結果から病気を判断し、治療していくことから考えると、大きく違うことがわかります。
では、なぜ近年妊活でも漢方が注目されているのでしょうか?
不妊治療はここ20年の間に急速に進歩してきました。
以前は基礎体温からでしか推測できなかった生理不順や不妊の原因を、超音波器械やレントゲンなどの検査機器を使って目に見えるようにして、治療内容を進歩させてきました。
その治療の中には、体外受精などの昔では到底想像も出来なかったことが、現在では当たり前のように行なわれています。
そのお陰で、昔であれば妊娠を諦めなければならなかったであろう人たちが救われています。
特に近年は晩婚化も進み、より妊娠が難しい世の中になっている中で、不妊治療の担う役割はこれからも増え続けると思います。
ただ、この進歩した医療を以ってしても、妊娠に至らないケースは多くあります。
体外受精を何度も失敗したという話は珍しい話ではありません。
それは、医師にもわからないのです。
そこには、恐らく数値では推し量れないものがあるのではないのでしょうか。
患者様を見ていると思うのですが、「このデータでよく歩いてきたね。」という人があれば、「データはたいしたことないのに、こんなにぐったりしている。」という人もいらっしゃいます。
これは、元々何も病気をお持ちでない条件で性別・年齢も同じであるとして比較したとしたら、「体質なのかな?」という風に考えてるのは自然なことですよね。
その体質に対して何か出来ないかと、西洋医学の隙間を埋めるべく最近注目されているのが漢方薬だということなのかなと思います。
西洋医学で不妊が改善しない
なので、西洋医学で不妊を打開しようとして出来なかった場合、特にはっきりとした原因がわからない場合は漢方薬が効果的な場合があります。
また、漢方薬のいいところは比較的身体への負担が少ないというメリットがあります。不妊治療で使われる医薬品には様々なものがあります。
人工授精や体外受精の段階になると、排卵誘発剤・排卵促進剤などによって、体には大きな負担がかかることが少なくありません。
ですが、漢方薬は自然の生薬を使っており、即効性は低いですが、緩やかに効果を示すため体への負担もなだらかです。
では、実際に妊活において漢方薬はどのように取り入れたらよいのでしょうか。
最近は産婦人科でもよく取り扱われるようになった漢方薬ですが、やはり西洋医学が優先されがちです。
漢方薬局のすすめ
なので、お勧めは漢方を専門に扱っている漢方薬局です。
漢方薬は実は何種類もの生薬の組み合わせから出来ています。
漢方薬で有名な葛根湯も何種類かの生薬をブレンドしたものです。
産婦人科などの一般のクリニックではすでにブレンドされたものを取り扱っているだけなので、実はその人その人にぴったりな漢方薬ではないということもあります。
その点、漢方薬局はしっかりと問診を取り、その人が必要としている生薬をピックアップし、効果的に配合してくれます。
なので、すでにブレンドされた漢方薬のように、不要な効果をもたらす生薬は配合されず、その人に一番必要な生薬のみ配合され、効果も現れやすいようです。
なので、同じ症状でも、その人の体質によって配合する生薬を変えるので、処方される漢方薬は体質に合っていると苦く感じないが、体質に合ってないと苦く感じる…ということがあるようですよ。
私はいつも漢方薬が苦くて苦くて苦痛でした。加えて、効果もはっきりと感じなかったのですが、それは体質に合ったものではなかったのかもしれませんね。
現在、妊娠前症候群は落ち着いたのですが、疲れやすい、冷え性に悩んでいるので、これを機に漢方薬局に行ってみようかと思います。
みなさんも西洋医学で立ち止まってしまったら、そうでなくても訪れることをお勧めしますよ。ただ、産婦人科受診の際には漢方薬を飲んでいることを先生にもお話して下さいね。