不妊にも安産にも効く!お灸の驚くべき効果とは?

妊活の知識

近年晩婚化が進み、不妊は増え続けているといわれています。

 

現在、不妊に悩む夫婦は6組に1組いるといわれており、不妊治療を受けたことがあるようです。

 

また、高齢出産も増え、出産リスクも高まっているそうです。

 

妊娠中のトラブルに悩む人も多く、妊婦生活や出産の苦労はよく耳にしますよね。

 

もちろん自分自身で改善できることはしていくのですが、なかなか自分だけでは解決できないことも多いのが現状です。

 

冷えや腰痛など体のトラブルはなかなか治りません。

 

そこで、少し前からお灸が注目されています。お灸は自然な治療法ですし、現在はさまざまな種類があり、妊婦さんだけではなく幅広い層に人気があります。

 

お年寄りや疲れたサラリーマンが行くイメージが強いのですが、利用者には若い女性も意外に多いんです。

 

お灸のイロハ

 

お灸はおよそ3000年前の中国が発祥です。その後、遣隋使・遣唐使により日本へ伝わりました。日本では1000年以上の歴史があります。

 

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民間療法であり、非常に歴史のある治療法なのです。

 

庶民が利用していたということは文学書などにも記載されています。お灸の原料は「もぐさ」です。

 

よもぎの葉が原料ですね。

 

韓国などでも有名です。よもぎの葉の裏にある白い綿毛から作られています。

 

よもぎは日本・中国・韓国のみならず、ヨーロッパでもハーブとして非常に有名です。「ハーブの女王」と呼ばれるほどで、さまざまな効果があります。

 

そのもぐさに火をつけ、ツボを刺激し、さまざまな体の不調などを改善していきます。

 

お灸の基本効果

 

お灸にはすばらしい効果がたくさんあります。

 

・血行促進

・むくみ改善

・冷えの解消

・肩こり・腰痛の改善

・不眠の改善

・リラックス効果

・ストレス軽減

ホルモンバランスを整える

・こむら返りの改善

・疲労回復

などなど、挙げ始めたらきりがありません。

 

不妊に効くお灸

 

お灸にはさまざまなツボがあり、不妊に効くツボももちろんあります。また、不妊専門の鍼灸治療もあるようです。

 

お灸が不妊症の体質改善に高い効果があるというのは、口コミ等でも広がっています。

 

d7e784dc5b35f812d4028eff61263997_s不妊に冷えは絶対NGとされています

 

冷えが生殖機能を低下させ、不妊の原因となってしまっている場合があります。

 

冷えにより血液の流れが悪くなり、体の調子やホルモンバランスを整えるためのエネルギーが体全体に

 

うまく行き渡らなくなります。卵巣などの機能低下も血流の流れが影響しています。

 

ですから、冷えの改善が不妊改善への一歩となるのです。赤ちゃんは温かい子宮の中で育つということです。

 

お灸は冷えの解消に効果があります

 

体に温熱刺激を与えることで、筋肉や血管、リンパ節などが刺激されます。その刺激により細胞が活性化され、リンパの流れが改善されます。

 

リンパの流れがよくなるということは、冷えの改善に繋がりますよね。また、ツボにより自律神経の働きを促進し、ホルモンバランスを整えてくれます。

 

月経不順の解消にも繋がります。子宮に効くツボもあり、子宮疾患の改善にも良いとされています。

 

自分自身ではわからない疲れや問題点をしっかり見てくれるのもお灸治療のメリットです。背中のコリや血液の流れが悪いこと、むくみの有無など気が付かないことも多いですよね。

 

知らず知らずに溜まっているストレスも自分自身では気が付かないことがあります。そういったものをプロの先生は見抜き、改善してくれるのです。

 

ストレスなどで狂っていた基礎体温や生理周期が安定してきたという声もよく聞きます。そして、基礎体温があがり、妊娠に繋がったという人もいます。

 

ただし、信用できる治療院へ行ったほうがよいというアドバイスが多いので、「合う合わない」はありそうです。

 

また、癒し効果もありますのでストレス軽減になります。

 

もぐさの香りはリラックス効果が高いともいわれています。ストレスは自律神経の乱れを招きますので、癒されるというのは非常に大切なことです。

 

安産に効くお灸

 

なんとお灸には安産灸なるものがあるのです。

 

83ece63f171f50e24cec833b6b6a72f2_s妊婦さんはとにかく無事赤ちゃんが産まれてほしいというのが何よりの願いですよね。

 

安産灸は妊娠中のトラブルを改善し、お産や陣痛の痛みを和らげてくれるそうです。

 

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいですよね。そのため、さまざまなトラブルが起きます。

 

まず、妊娠中にも冷えは大敵です。つわりも悪化しますし、お腹も張りやすくなります。

 

冷えにより逆子になってしまうという話は有名ですよね。

 

また、腰痛や便秘にもなりやすいです。血流が悪いと赤ちゃんへの栄養も届きにくくなり、切迫早産などの原因にもなりかねません。

 

不妊治療と同様に、冷えの改善は重要なんです。腰痛や便秘に効くツボもありますし、妊婦さんに多いこむら返り改善のツボもあります。

 

逆子に効果がある至陰というツボもあり、逆子を直す効果があるといわれています。安産のツボである三陰交にお灸をすえると、出産が楽になるそうです。

 

そして、何より自然治療というのが嬉しいですよね。妊婦さんには色々と制限があります。薬などにも神経を使いますし、マッサージなどの外的刺激も抵抗がありますよね。

 

お腹が大きくなると、マッサージやエステも難しいです。

 

その点お灸は自然療法なので、心配がほとんどありません。妊娠中は疲れやストレスもたまりやすくなるので、リラックス効果があるのもいいですね。

 

お灸の種類

 

昔はもぐさのみのお灸でしたが、最近はもぐさにさまざまな香りがプラスされたものも多いです。もぐさの香りが苦手な方でも大丈夫なように色々とお灸も進化しているのですね。

 

また、煙が出るのがお灸の特徴ですが、煙が苦手な方には煙の出ないものもあるそうです。火を使用しないお灸も市販で売っていたりします。

 

もちろん鍼灸院へ行くのが安心かもしれませんが、市販のお灸も多数売っています。外出が難しい場合などは、自分自身で行うのも良いでしょう。

 

初心者用のお灸や熱さのやわらかいお灸もありますので、そこまで心配する必要はなさそうです。

 

自宅でお灸を行う場合

 

3e3e0fc83dcfc1ee6ede68c33b5eef89_s前述で市販のお灸も多数あるとお伝えしました。

 

自宅でお灸を行う場合は基本的な知識とツボを把握しておかなければなりません。

 

使用方法は市販のものに説明があるので大丈夫かと思います。

 

道具やツボ、行うタイミングを紹介します。

 

婦人科系に効くツボ

 

照海:足の内側にあります。くるぶしから1~1.5センチくらい下のツボです。

・三陰交:足の内側です。くるぶしの一番高いところから指4本分(7センチ程度)くらい上です。弁慶のなきどころと言われる場所の内側にあります。

関元:おへその真下にあります。おへそから指4本分くらい下がツボです。

 

用意する道具

 

・市販のお灸

・ライターなど火をつけられるもの(火を使用するもののみ)

・灰皿など使用後のお灸を捨てられるもの(水を入れられるもの)

 

タイミングや注意点

 

お灸をするタイミングは寝る前が非常に良いそうです。お灸の前後は入浴を控えた方が効果が出ます。毎日行ってもOKですが、体調を見つつ行いましょう。

 

また、自宅の場合は熱すぎるものなどは控えた方がよいでしょう。熱いと感じたらすぐにやめてください。30分程度を目安に行うようにしましょう。

 

気持ちがいいので長時間行ってしまいがちですが、あまりにやりすぎると頭痛などを伴う場合があります

 

自宅でのお灸に不安がある方は、鍼灸院へ行くのをおすすめします。費用も初診なら1000~3000円ほどです。通常ですと6000円前後が多いようです。

 

最近は治療費も安くなっているようなので、治療内容と費用を考えつつ行うのがベストですね。自然治療であるお灸は女性の味方です。

 

女性の鍼灸師さんも増えているので、探してみるのも良いでしょう。また、さまざまな相談にものってくれるので、その人に合った治療法を行ってくれると思います。

 

体質改善や体のトラブルをやわらげてくれるお灸。心身共に健康でいることが妊娠には大切ですよね。