MENU

「不妊」と悩み人工授精・体外受精を検討する前に

妊活
  • 「不妊」と悩み人工授精・体外受精を検討する前に
妊活先生 > 不妊の体験談 > 妊活を開始!人工授精(タイミング法・フーナーテスト)の決断

妊活を開始!人工授精(タイミング法・フーナーテスト)の決断

4,258 views
妊活と人工授精の経緯

現在32歳1児の母、にゃんともです。人工授精をして授かった子を30歳で出産しました。

 

みんな体質もそれぞれ、考え方もそれぞれ、妊活スタイルもそれぞれ。自分が納得できる「妊活」方法を手に入れていただきたい。そして楽しくハッピーな妊活になりますように。

 

まずは私の人工授精経験についてお話ししたいと思います。

 

1.子どもが欲しい理由

 

「子供が大好きだから早く欲しい!!!」というタイプではありませんでした。

 

3人兄弟の2番目として生まれ育ち、家族はそこそこ仲良し。幸せなことに、将来こういう家族でありたいと思って結婚しましたし、今でもそう思っています。

 

子供がいない結婚は考えたこともなく、2~3人いるというのが当たり前だと思っていました。妊娠出産は早いうちが良いという意見はよくわかります。

 

でも、今の生活をやめたくなくて、遊ぶことが楽しくて、仕事を諦めたくなくて、20代のうちは妊娠を考えていませんでした。

仕事と遊びが充実

20代で出産した友人のことは、「こんなに楽しい時代を経験していないなんて!」とすら思っていたほどです。

 

でも早く出産して後悔している友人は一人もいませんし、子育ての第一段階が落ち着いて新たなキャリアを積み始めているので、今では羨ましくさえ感じます。

 

いつ妊娠して親になるかは価値観次第。ただ、妊娠したいときにできるものではないのが難しいところ。

 

自分が望むベストなタイミングで妊娠したいと思っていても、自分が欲しいときにパートナーが乗り気ではなかったり、その逆だったりと、タイミングなんてそう簡単には合わないもので、ただ時間ばかりが過ぎていく。

 

そう気が付いて流れに任せようと納得できたときに、私は子どもが欲しいと思えたのだと思います。

 

2.不妊治療を開始

 

結婚してシンガポールに駐在して2年が経とうとしていました。私は29歳、そろそろ子供のことを考え始めないといけないなと思い始めていたちょうどその頃、健康診断がありました。

健康診断

婦人科検診で、「何か質問はありますか」に対して「妊娠を考えていますがどうしたらいいですか」と尋ねてみたのです。

 

すると「排卵状況を確認するので次の生理から10~12日目に来院してください」と。ここから突然妊活が始まりました。

 

① はじめの一歩

 

日本では最近、妊活行為は一般の婦人科では扱わずに、不妊外来でしか扱ってくれないことが多いようです。

 

妊活中だけれど、不妊外来の門をたたくのはやっぱり気がのらないという方は、まず子宮や排卵の状況を診てもらえる婦人科を探してみてください。

 

妊活中でない方でも是非婦人科で1度は診てもらい、自分の身体の状態を知ってほしい。結果がどうあれ、何事も初めの一歩を踏み出してみるとその後の道は自ずと開けるものです。

 

② 検査の連続

 

妊活で婦人科に通い始めて、まずホルモン値の検査のために毎週のように血液検査を行いました。

 

そして並行するように排卵日を予測してもらい、いつ妊娠しやすいかを診てもらういわゆる「タイミング療法」を行い、自宅では排卵検査薬を使用して性交に挑みました。

 

さらに並行して「フーナーテスト」を。私たちが人工授精をするに至った理由はこの「フーナーテスト」にありました。

 

フーナーテスト

「フーナーテスト」とは、性交後の子宮頚管粘液の中にある精子の状態を見る検査で、子宮頚管から粘液を採取して顕微鏡で精子を確認します。

 

私たちの場合は精子が確認できず、主人の精子を別途検査することになりました。

 

結果、主人にもそこまで問題はないということでしたが、自然妊娠の可能性は極めて低いため人工授精を提案されたのです。それもできるだけ早くと。

 

③ 不妊の原因

 

フーナーテストで精子を確認できなかった原因ははっきりと述べられませんでした。

 

それでよかったのだと思います。妊活はたとえどちらかに原因があってうまくいかないのだとしても、どちらかが悪いというわけではない。

 

夫婦で協力すべきことですので責任問題にしてはいけません

 

それに自然妊娠ができないからといって妊娠ができないわけではないのです。妊娠には前向きで明るい気持ちは必要不可欠。

 

とは雖も、こういった理由で不妊だと言われると男性は自分の存在を否定されたような気持になって傷つくのだそう。

 

これから本当に大変な思いをするのは女性なのに、ケアすべきは男性なので要注意!!

 

④ いよいよ人工授精

 

さていよいよ人工授精ですが、人工授精の成功率はどのくらいかご存知ですか?

 

約8%。私はこの値を低いと感じました。ドクターが言うには、人工授精をするのは40歳前後の方が多いが、実は30歳を過ぎると成功率は低くなり、35歳を過ぎると極めて0に近づくとのこと。

 

そもそも成功率が低い状況で行うのでこういう結果になるのだそうです。

 

35歳までは自分はまだ大丈夫と思いがちなので、成功率は高いのに人工授精を受け入れられないケースが多いとか。

 

私たちは妊娠の可能性があるのであれば自然妊娠にこだわりはなかったので、すぐに人工授精をすることに決めました

 

人工授精を決めてからは専門医に変わり、まずは卵管の通過性の確認、子宮の形態確認のために子宮卵管造営検査を行いました。子宮内に造影剤を注入してX線透視をします。

 

病院にもよりますが、私は15分程度で済み、しかし痛くて辛かったです。

子宮卵管造営検査

もちろん陣痛に比べれば全然大したことはありません。

 

また子宮の中にポリープ(イボみたいなもの)があるので、成功率を高めるために手術で切除しました。全身麻酔ですが簡単な手術でした。

 

これら万全の準備を行い、いよいよ人工授精です。

 

精子を子宮内に注入するのですが、これも段階があり、自然のサイクルで卵の大きさから排卵日を予測して行うシンプルな方法に加え、飲み薬や注射で卵を増やしたり排卵をコントロールする場合もあります。

 

私の場合はそこの病院の方針というのもあるのでしょうが、初回からあらゆる薬を使用しました

 

毎日ホルモンバランスを整える錠剤を服用し、排卵誘発剤を注射して卵を増やし、排卵を抑制する錠剤を服用し、卵が育ったら排卵誘発剤を注射し排卵させ、そのタイミングで精子を注入しました。排卵誘発剤を打った翌朝は初めて排卵痛を感じました

 

⑤ 人工授精にかかった費用

 

この1回の一発入魂さながらの人工授精で見事妊娠に成功しましたが、この1回にかかった費用は当時の日本円に換算すると約30万円です。

 

日本で行う人工授精は1回1~2万円。これに事前の検査費用や薬代などがかかってきますので金額には個人差がでてきます。

 

私の場合はシンガポールが割高なこともありますが、あらゆる薬と注射を使ったのでその分の費用がずいぶんかかりました。

結構費用がかかった

高いですよね。しかしながら望むタイミングでしかも1回で妊娠できたのですから、心労をお金で解決できたと思えば決して高くないと思っています。

 

妊活をしてまた次の生理が来てしまう、1か月に1回しかない排卵に振り回される焦燥感、パートナーにそれを伝えなければならない苦痛、そしてストレスでしかない長い待ち時間の病院通い。毎月毎月続くその心労は、経験をしてみないとわかりません。

 

3.これから妊活第2弾

 

第一子は幸運にも1度の人工授精で妊娠でき元気に生まれてきてくれました。もうすぐ2歳になるのでそろそろ第二子を妊娠したいと考えています。

 

体の調子を整えていくことももちろんですが、まずは婦人科、不妊外来探しから。

 

将来子供は欲しいけれど今はまだ本気で考えられていないのであれば、妊娠したいと思ったときにすぐに妊娠できるように身体の準備をしておくべきだと思います。

 

私たち夫婦の場合はラッキーだったと言えるほどたまたま早い段階で不妊である事実を知ることになりましたが、自分たちの妊娠事情がどういうものかを知っておくことはとても大切なことです。

 

不妊というわけではないのにどうして不妊治療をしなければならないのか、不妊外来なんて行きたくない、と思われる方もいるようです。

 

ネーミングが悪い。そんなことは気にしなくて大丈夫です。子供が欲しくて頑張っているのです、ぜひ胸を張ってください

 


あわせて読みたい

X