不妊治療は診察するタイミングが大切!妊活で生活習慣も改善!

不妊の体験談

1.子どもが欲しい理由

 

昔から子どもは好きでした。30歳くらいまでに結婚して、35歳くらいまでには子どもが2人。そんな人生設計を描いていました。

 

でも、人生なかなか計画通りにはいかないものですね。婚活に真剣さが増したのはアラフォーを迎えた頃だったと思います。

 

友達の結婚や妊娠・出産を素直に喜べなくなったり、子ども連れの幸せそうな家族を見ると辛くなったりし始めたのもこの頃でした。

友人の結婚式や出産

夫と結婚したのは私が40歳、夫42歳のときです。友達の子どもを楽しそうに相手にしている姿を見て、この人をパパにしてあげたいと強く思うようになりました。

 

2.妊活を行うきっかけ

 

結婚したのが39歳のときですから、結婚した時から妊活のことは頭にありました。

 

わたしは生理も順調に来ていたし、生理痛が重すぎることもなかったので、特に問題はないだろうと思っていました。しかし、半年ほどたっても兆しはありません。

 

悠長に待っている時間はありませんでしたので、不妊治療専門クリニックの門をたたきました

 

3.不妊治療の実際

 

不妊治療と言っても漠然としていますよね。どこの病院でも初めに行うのが不妊となる原因がないか検査することです。

 

不妊の原因の半分は男性にあるというデータがあることも最近は知られていると思います。我が家の場合、夫もすぐに検査を受けてくれたのでその点はとても助かりました。

 

○わたしの検査内容

 

検査は、血液検査によるホルモン値の検査、クラミジアなどの感染症の有無、超音波エコーによる検査、子宮鏡による検査などを行いました。

 

子宮鏡の検査の結果・・・。見つかりました「子宮ポリープ」。ポリープとはひらたく言えば「できもの」「いぼ」みたいなものですね。

 

放っておいても問題はないそうなのですが、卵が着床しようとしたときにそこに「できもの」があったら、やっぱりくっつく確率は少なくなりますよね。

 

そこで、このポリープさっさと除去しました。

 

それ以外には、プロラクチンという排卵を抑制するホルモンが18.9ng/dlとやや高いことがわかりました(理想値は10ng/dl以下)。

子宮鏡の検査

そこで、プロラクチンを下げる薬を飲み始めました。他の検査では特に問題は見つかりませんでした。

 

○夫の検査内容

 

男性が行うのは精液検査です。精液採取室がある病院もありますが、我が家の場合は家で採取し、大事に病院に持っていきました。

 

精子の数、濃度、運動率、奇形率などを顕微鏡で観察・カウントして行う検査です。

精子検査

結果は精子の数は基準値をクリア。ただし、運動率・奇形率ともに基準の1/3以下と悪く、先生も「うーん・・」と顔をしかめていました。

 

夫の治療は「当帰芍薬散」という漢方薬です。当帰芍薬散は冷えや虚弱体質の改善を目的とする漢方薬で、ようは元気になる、ってことでしょうか。

 

ちなみに、夫は飲むとむらむらすると言っていました(笑)。

 

3ヶ月後、夫の精液検査の結果は見違えるほどよくなりました。薬のおかげもあるかもしれませんが、ストレスがなくなったのも大きな要因じゃないかと思っています。

 

1回目の検査をしたときは、結婚式の準備の真っ最中で、喧嘩も絶えなく寝不足が続く毎日だったので。

 

男性の場合、精子は常に作られているので、1,2か月前のコンディションでもかなり変わってくるようです。

 

○我が家の不妊治療

 

こうして始まった我が家の不妊治療。子宮ポリープを取って、2回タイミング法を試しました。基礎体温表をつけて、ご自身でタイミングを図っている方も多いと思います。

 

病院に行くと内膜や卵子の状態、ホルモン値の値を見て排卵日を推測してくれます。

 

確実に排卵させるために、ホルモン注射を打ったりもします。本当は排卵日当日ではなく数日前から数回タイミングを取ることが有効だそうですが・・・。

ホルモン注射

残念ながら、タイミング法では結果が出ず。お互い高齢で時間がないので、我が家の場合はすぐに次のステップに進みました。人工授精です。

 

夫の精液を採取して、不純物を取り除き、排卵日のママの体に戻すという方法です。

 

ここまでは結構ハードルが低いです。料金もわたしの場合1.5万円/回程度。体外受精は2回試し、見事撃沈。次のステップに進みました。体外受精です。

 

わたしの場合、ショート法という排卵誘発方法を取りました。

 

点鼻薬とホルモン剤注射で排卵を誘発し、たくさん卵子ができたところで、細いカテーテルを卵巣に刺し、卵子を採取する方法です。

 

採取している瞬間は麻酔をかけたので痛くありませんでしたが、そのあとが痛かった・・・。

 

誘発による反応はまずまずで、1回目の採卵で8個の卵子が採取できました。わたしの40歳という年齢からすると可もなく不可もなくの数字です。

 

そのうち母体に移殖できるまでになんとか成長したのはわずか3個でした。体外受精での受精率は70~80%という数字もあるので、これは悪い。

 

しかもグレード(受精卵のランク)も悪い。

 

どうやらこれは卵子の「質」に問題があるようでした。卵子の「質」が悪い一番の原因は「年齢」です。目に見えぬ年齢との戦いの始まりまです。

 

そこで卵子の質を上げるために、とりあえずいろいろなことを始めました。

 

3.妊活で実際に行っている事

 

①夜更かしをやめる

 

それまでのわたしの就寝時間は平均1時。看護師として働いていましたので、夜勤は月に4~5回。正直、夜型・不規則ですね。

夜更かしを止める

質の良い卵子を育てるために必要な女性ホルモンには成長ホルモンが大きく関わっているそうです。

 

この成長ホルモンが分泌されるのが、午後10時~午前2時。このゴールデンタイムにしっかりと睡眠をとることが大切だそうです。

 

10時に寝ることは難しかったので、11時就寝を目指しました

 

②バスタブにつかる

 

不妊に「冷え」は大敵なことは多くの方がご存じだと思います。ご多分にもれずわたしも冷え症でした。独身の時わたしは週の半分はシャワーですませていました。

 

幸い夫が風呂好きでしたので、結婚してからはほぼ毎日バスタブにつかるようになりました。

 

③冷たい飲み物を飲まない

 

体を冷やさないために、飲み物は極力常温にしました。お茶は活性酸素を減らし、老化を防ぐと言われているルイボスティーにしました。

 

もともと、カフェインの摂取はさほど多くありませんでしたが、コーヒーや紅茶は飲んでも1日1杯程度にしました。

 

③サプリメント

 

とにかくやれることはやっておこう、と始めたのがサプリメント。

 

卵子の質をあげると言われているL-カルニチン、DHEA、メラトニンを飲み始めました。ちなみに、DHEA、メラトニンは病院で購入しました。

 

④鍼灸

 

不妊治療を頑張っている方のブログでちょこちょこ見かけたのが、鍼灸です。

 

幸いなことに家の近くに不妊治療を専門としている鍼灸治療院がありましたので、そこにも通うことにしました。

 

鍼灸の先生曰く、子宮周りの血流をよくすることが不妊改善につながるそうです。ここで出された課題が毎日のお灸。血流を良くする目的で行っています。

鍼灸で不妊治療

冬は下半身主に足首が冷えてしかたがなかったのですが、これらの効果か今年の冬は冷えをあまり感じることなく過ごせました。

 

そして迎えた2回目の採卵。このときは夫の精子が運動率30%とあまりよくありませんでした。

 

不妊治療はお互いの状態がよくないといけないのも、難しさのひとつだと思います。

 

採卵数は8個、うち受精したのは6個。ただし、そのうち2個は多精子受精。結果、胚盤胞まで進んだのは3個。前回と同じ数字でした・・・・。

 

不妊治療はゴールが見えない長い長いトンネルなんだと改めて感じました。

 

妊活として生活習慣の改善に取り組み始めてから半年。そうそうすぐに効果は出ないと言い聞かせ、もう少し頑張ってみようと思っています。

 

5.今後どのようなライフスタイルを

 

今、わたしは1,2回目で採卵できた胚盤胞を移殖して、その結果待ちです。

 

もうしばらくは不妊治療を進めると思います。言霊という言葉もありますので、今は前向きな結果を考えるのみです。

 

6.ユーザに向けたアドバイスなど

 

もし、不妊治療に突入することを迷われている方がいるならば。1カ月でも早いタイミングで受診することをお勧めします。

 

もしあと1歳若かったら・・・そう考えてしまうことが多々あります。

 

そして、もしわたしと同じように特に原因がない不妊であるならば、なるべく夫婦で仲良くなる回数を増やしてください。

 

妊娠は度確率論(いい卵子にいい精子が出会う)的なところもあるそうので、回数を増やすのは有効だそうですよ☆