葉酸が含まれる食べ物はなんですか?


葉酸は、ほうれん草やからし菜、春菊などの葉菜や、ブロッコリー、芽キャベツ、アスパラガスなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

 

そのほか、さつまいもなどのイモ類やいちごやオレンジ、グレープフルーツ、マンゴーやアボカドなどのフルーツにも含まれています。

 

また、動物性食品であるレバーや卵黄、豆類や納豆、酵母、くるみや緑茶にも豊富に含まれています。

 

レバーには葉酸も多く含まれますが、ビタミンAも多く含まれ、妊婦が過剰摂取した場合、胎児奇形の危険性があるので注意が必要です。

 

関連するページ⇒妊娠中の飲んではいけないサプリ

葉酸が不足するとどうなるの?


 

妊活中から妊娠3ヵ月までの期間葉酸が不足すると、胎児の細胞分裂が正しく行われなくなって、胎児の先天性異常のリスクが高まってしまうのは既出のとおりですが、葉酸はビタミンB12と一緒に赤血球をつくるために欠かせないビタミンです。

 

葉酸が不足すると造血機能が異常を来たし、「巨赤芽球」という異常に大きな赤血球ができて「悪性貧血」になってしまったり、神経障害や腸機能障害などの原因となります。

また、葉酸は、血液中に含まれるアミノ酸のひとつである有害物質「ホモシステイン」から「メチオニン」という必須アミノ酸を生成するのに必要とされていますが、葉酸が不足するとこの「ホモシステイン」という有害なアミノ酸が代謝できなくなって、体内や組織にどんどん蓄積されてしまって、動脈硬化や認知症の危険因子となります。

さらに、葉酸はたんぱく質の合成にもかかわっているので、不足すると粘膜の新陳代謝がうまくできなくなってしまい、口内炎や、海洋などの粘膜の異常が起こりやすくなります。

※国民生活センター 胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品
P4 葉酸が不足・過剰な場合どうなるのか

葉酸を過剰摂取するとどうなるの?


 

「国民生活センター」の資料によると、ポリグルタミン酸を過剰摂取しても危険性はありませんが、モノグルタミン酸の葉酸を過剰摂取をした場合、以下のようなケースもあります。

 

・発熱・蕁麻疹・紅 斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがある。

・ビタミン B12 欠乏症の 診断を困難にする。

・亜鉛と複合体を形成して小腸からの亜鉛の吸収を抑制する可能性がある。

 

また、「妊娠後期(30-34 週)に 1mg (=1000μg)の葉酸(モノグルタミン酸)のサプリメ ントを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、小児が 3.5 歳の時点で喘息にな るリスクが 1.26 倍高かった」という報告もあるので、妊娠後期の摂取にも注意が必要です。

※国民生活センター 胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品
P4 葉酸が不足・過剰な場合どうなるのか

葉酸サプリメントに副作用はあるの?


 

副作用の心配はありませんが、過剰摂取すると問題があります。

 

過剰摂取に関する詳細⇒1日1mg(=1000μg)以上は過剰摂取!?

葉酸以外に胎児の障害リスクは低減できる?

胎児の障害リスクを低減できるのはいまのところ葉酸だけです。

葉酸サプリメントは男性も飲んだほうがいいの?


 

男性の葉酸不足については、精子の遺伝子異常のリスクが高くなるという研究結果もありますが、男性は通常の食事で推奨量を満たしているとされているので、葉酸をサプリメントで摂取する必要はありません。

 

また、葉酸サプリメントの多くに含まれる鉄分も男性は女性ほど鉄分を必要としないので、女性用のサプリメントに配合されている鉄分の量を摂取すると、過剰摂取になる恐れがあります。

しかし、男性は野菜や果物不足の人が多いので、食生活に自信がない人のビタミン、ミネラルの摂取は精子の数や質を改善する効果が見込めます。

健康な食生活に加えて、マルチビタミンミネラルのサプリメントがおすすめです。

アレルギー持ちですが、葉酸サプリメントを飲んでも大丈夫ですか?


 

葉酸自体にアレルギーの心配はありません。

そして、サプリメントによく使われている「乳糖」という添加物は、乳製品なので安全性は高いですが、乳製品にアレルギーのある人や、乳糖を分解できない体質の人が摂取すると、体調悪化の原因となるので注意が必要です。

ピルを飲んでいるけれども、葉酸サプリを飲んでも大丈夫?


 

確実に避妊ができ、生理の周期や痛みもコントロールできるといった理由で、ピルを使っている人は多いかと思います。

 

しかしピルは、ホルモン剤なので低容量のピルにも副作用があって、食べ物からとる栄養素を体内に吸収しないようにするといった働きがあります。

 

そのため、葉酸やビタミンB6などの栄養の吸収を妨げてしまいます。

 

そのような理由からピルを服用されている方は、葉酸が不足している可能性があります。

 

葉酸が不足すると、悪性貧血を代表とする、Q&A(ページ上側)の「葉酸が不足するとどうなるの?」のような、様々なリスクが高まってしまいます。

 

また、ピルの使用を止めた後に妊娠した場合も、お母さんの体が葉酸不足に陥っている可能性があるので、葉酸サプリは危険?に説明した胎児の先天性リスクが高まってしまいます。

 

葉酸不足にならないためにも、サプリメントで補充することが必要です。

 

葉酸やビタミンB6などのビタミンB群は、互いに協力しながら働くという特性があるので、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12などの成分が含まれているものをおすすめします。

 

また、ピルと葉酸サプリを同時に摂取してしまうと、ピルが葉酸の吸収を妨げてしまうので、4時間は時間をずらして摂取することをおすすめします。

葉酸サプリメントは薬と一緒に飲んでも大丈夫?


確実な情報として、分かっているだけで以下の点がありますが、薬との併用は医師に相談するのが確実です。

 

妊娠中によく処方される張り止めの薬は、併用しても問題ないとのことです。

 

以下、併用に問題があるので注意が必要な薬です。
併用する必要がある場合には時間を開けて服用したほうがよいでしょう。

 

× フェニトイン、フォスフェニトイン、プリミドン、フェノバルビタール(抗てんかん薬・抗けいれん薬)
→葉酸との併用により代謝が促進され血中レベルが減少するおそれがあり、またこれらの薬剤は葉酸レベルに影響を与える可能性がある。
× パンクレアチン (すい臓酵素) やスルファサラジンなどの薬剤
→葉酸の吸収を阻害するおそれがある。
× クロラムフェニコール(抗生物質)
→貧血の治療に対する葉酸の効果を減ずるおそれがある。
× メトトレキセート(抗ガン剤)
→効果を減じるおそれがある。
しかし、リウマチ性関節炎と、乾癬治療へのメトトレキセートの使用では、高用量の葉酸摂取は効果を減じることなくメトトレキセートの副作用を減少させる可能性がある。
× コレスチラミンやコレスチポル (胆汁酸吸収剤)
→葉酸のサプリメントの生体内での有効性を減じるおそれがある。
× ピリメタミン (抗マラリヤ薬)
→薬剤の効果を減じるおそれがある。
× トリアムテレン(降圧利尿薬)
→葉酸から活性体への変換を抑制し葉酸の吸収を阻害するおそれがある。
× カルバマゼピン(抗精神・抗てんかん薬)
→葉酸吸収の阻害や肝酵素誘導による葉酸代謝促進により葉酸レベルを低下させることがある。
また、以下の症状を持つ人は注意が必要です。

 

■ほか注意したい事項

・てんかん発作障害をもつ場合、葉酸摂取で発作が悪化することがある 。
・統合失調症の患者が葉酸サプリメントを摂取すると、精神行動が悪化することがある。

※国立健康・栄養研究所

葉酸サプリメントを飲むタイミングは食前・食後どちらが良いですか?


サプリメントの目的は栄養素の補給。
そして、体は食べ物を分解して栄養にしています。

サプリメントも普通の食べ物と一緒だと認識させる、また肝臓・腎臓に負担をかけないためにも、消化器官が活発に動いている食後、あるいは食べている最中に食事と一緒に摂ったほうが、栄養素の吸収が効率行われるのでおすすめです。

葉酸サプリメントは何で飲めばいい?


サプリメントをお茶やコーヒーで飲むのはおすすめできません。

お茶やコーヒーの成分が栄養素の吸収を邪魔することがあるからです。
せっかくの栄養素を十分に生かすため、水で飲むのが安心です。

 


そもそも、サプリメントは本当に必要?


本来なら食事から栄養摂取ができる事が理想です。

サプリメントは補助的に考え、安易にサプリメントを使用するのは控えましょう。
サプリメントとはいえ、食品と同等に、しっかりとした見極めが必要になります。

無脳症、二分脊髄について


当サイトの別ページ参照⇒先天異常・二分脊椎症・無脳症について

 

【先天異常について】
先天異常【二分脊椎症】【無脳症】とはいっても、いったいどんな障害なのかピンと来ない方も多いかと思います。

ここでは、葉酸でリスク軽減できる2つの障害について説明致します。


二分脊椎症

脊椎の一部が形成されず、脊椎の背中の骨が開いてしまっている状態です。

骨の開いた部分が皮膚で覆われている場合と、開いたまま神経が飛び出している場合とに分かれます。

大抵の場合は、運動麻痺や感覚麻痺、膀胱障害や直腸障害等の神経障害を伴ってしまいます。

また、70%~80%の確率で水頭症の合併症が起ります。


無脳症
神経的奇形症の一つで、体の臓器自体には異常はありませんが、脳の大半が欠損または、萎縮してしまっているため生命維持が困難で出産後、長くは生きていけません。

75%が死産となり、残りの25%も一週間以内にほとんどが死亡してしまいます。
長くて数年生命を維持できた例もありますが、とても稀な例となります。

日本での発症率は一万人に対し6人との報告があります。


以下補足

●無脳症は脳が欠損したり、発育が不全だったりするもので、その多くが死産か生まれてすぐに死亡してしまいます。

 

●二分脊髄は、背骨に穴があき、中におさまっているはずの脊髄が体の表に飛び出してしまう先天性の疾患です。

 

二分脊椎をもって生まれてきた赤ちゃんは、出生後すぐに手術で体の表に飛び出した脊椎を中におさめます。しかし、歩行や排尿・排便機能に障害が残ることもあります。

添加物って絶対取ってはいけないもの?


摂取しても大丈夫です。ただし、取りすぎにはもちろん注意が必要です。

間食はどこまでOK?


 

間食の量は、個人に起因するため、一概には言えません。

間食の量を出来るだけ調整していきたいなら、国立健康・栄養研究所が発表している「体格区分別 推奨体重増加量」を目安に、医師および管理栄養士などの専門家に相談しながら、体重変化を確認し、その都度で食生活を見直す必要があります。

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妊娠中に不足しやすい栄養素は?


 

基本的には葉酸カルシウムが挙げられます。

出典元:国立栄養・健康研究所|妊娠中の食事とサプリメントについて

妊娠中に不足しがちな栄養素は以下の3つがあげられますが、食事摂取基準で妊婦に付加量がある項目は、推定エネルギー必要量、たんぱく質、脂質 (n-6系脂肪酸) 、ビタミンA、D、B1、B2、B6、B12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレンです。したがって「バランスのよい食事」をまず基本に置くようにし、不足しがちな栄養素を、基本にプラスするつもりで摂るようにしましょう。

積極的に避けた方がいい食品は?


栄養摂取の面から、避けた方がよい、食べた方がよいといった食品は、基本的にありません。

ただし、次に続く「妊婦が感染しやすい病気はあるの?」もチェックしておきましょう。

妊婦が感染しやすい病気はあるの?


 

食中毒という観点からは、リステリア菌というものがあります。

このリステリア食中毒の原因となる食品は避ける方が無難です。
もちろん、それ以外の食中毒にも慎重になりましょう。

 

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