妊娠中、つわりを経験する妊婦さんは7~8割と言われており、その中でもつわりが重症(入院レベル)だという方は2割程度だと言われています。

その中でもつわりを楽にさせる方法として”葉酸の摂取”も注目されています。

 

具体的な説明をする前に、なぜつわりが起こってしまうのか、そのメカニズムからご説明します。

つわりが起こるメカニズム

妊娠をすると、胎児の成長にかかわると言われている「プロゲステロン」という女性ホルモンが多量に分泌されます。
プロゲステロンは胎児がすくすくと成長していくために、邪魔になる毒素を体外に排出させます。その過程で母体の嘔吐中枢という脳部分を刺激し、それが吐き気や嘔吐につながっています。
他にもプロゲステロンの働きにより、眠気、異常な食欲、だるさやむくみなども引き起こしてしまいます。
つまり、つわりに大きく関係しているのは過剰なプロゲステロンという事になります。

 

安定期以降は胎盤そのものが安定するので卵巣からプロゲステロンを分泌せずとも胎児は成長していくため、つわりが落ち着く方が多いようです。

 

葉酸がつわりを楽にする仕組み

葉酸には、”自律神経を整える”ために働きかける作用があります。
妊娠によって交感神経や副交感神経といった神経系のバランスが乱れており、それらを正常に整えることで体の機能も正常化します。
ホルモンバランスが不安定になると、自律神経の働きにも影響を及ぼし、またその逆もあります。
つまりは、自律神経を正常にすることでホルモンバランスを整えることができる、ということです。
その結果、つわりが起きにくいだけでなく、むしろ軽減する効果が見込めます。

葉酸とビタミンB12の同時摂取がベスト

つわりをより軽減させたい妊婦さんは、葉酸単体ではなく相乗効果があると言われている”ビタミンB12”も同時に摂取する必要があります。
葉酸とビタミンB12の栄養素はセットで、同時に働きかけると言われています。
つまり、どちらか一方が不足していると効果がじゅうぶんに発揮されません。

 

妊娠初期においては1日400マイクログラムの摂取を

特に妊娠初期においては、豊富な葉酸を摂取することがつわりに効きます。

厚生労働省が推奨しているように、最低でも1日400マイクログラムの摂取を心がけましょう。
この量はグラムに換算するとたったの0.0004グラムと非常に微量となっています。
しかし、食品で摂取する場合は非常に大変な量となります。
例えばホウレンソウから400マイクログラムの葉酸を摂取する場合、ほうれんそうを毎日2束も食べなければなりません。これはつわりがキツイ状態では困難な量になります。

 

その場合においては、サプリメント(健康補助食品)を上手に活用しましょう。
今では妊婦さんに効果的に摂取してもらうため、葉酸サプリでもビタミンB12をはじめとしたビタミン類、カルシウム、鉄分などが含まれています。

ただし、添加物が極力含まれていない葉酸サプリを選ぶようにしましょう。

 

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