ちょっと怖~い痛~いお話しになります。妊娠して初めて知った事の一つが「会陰切開」でした。

 

出産経験がある方にとっては珍しくないと思いますが、私は一人っ子で、周りが皆独身でしたので本当に初耳でした。

 

会陰切開とは?

 

出産時に会陰(膣の入り口から肛門までの間の部分)が 伸びていない場合や、イキむタイミングでない時にイキんで赤ちゃんが出てきてしまった場合に 、肛門や直腸、膣の中などまで裂傷を起こす事があります。

 

そうなると、麻酔が効きにくい場所は激しい痛みの中、そのまま縫合しなければいけません。

 

裂傷の場合は傷口がギザギザになっていますので縫合自体が難しく、下手な医者にかかると、長い間もしくは一生、膣、会陰部、肛門が引き攣っているような痛みに苛まれる事になります。

 

その為出産時、赤ちゃんが出てくる直前に、会陰を「パチン」と綺麗に切ってしまうのです。

会陰を切る

 

そうすれば裂傷する事はなく、傷も綺麗なのである程度綺麗に縫合ができ、妊婦さんの体への負担もすくなくなる、という事で初産の妊婦さんの7割ほどはこの「会陰切開」をする事になります

 

と、聞くだけで痛くなるようなこの「会陰切開」ですが、経験した方に聞くと「出産が痛すぎて、いつ切開したのか気付かなかった」と、もっと恐ろしい事を仰います。出産の痛みとはすごいものですね。。。

 

ちなみに私は4回の出産で1度だけ会陰切開をしましたが 実際、いつ切ったのかまったく分かりませんでしたし痛かった、という記憶もありません。

 

後の2回は切開が間に合わず裂傷、1回は裂傷もなく切開もせずに出産する事が出来ました。
ココで同じ人間が出産しているのになぜ裂傷になる場合と切開する場合、何の傷も負わずにスムーズに出産できる場合があるのかということが不思議になります。

 

私は4人の子供をそれぞれ違う病院で出産していますので 恐らく病院の先生や助産師さんの腕によるものかと思っています(笑)。

病院の先生の腕次第

 

一人目の時は、単純にその時の担当医が席をはずしていたために会陰切開が間に合わず、裂けてしまいました。

 

その時には膣の中の麻酔が効かない部分まで裂けてしまったので麻酔なしで縫合

 

しかも、麻酔が効かないという説明も受けずにいきなり針を刺されたので、痛みと衝撃で過呼吸になってしまいました。

 

その時のトラウマで、それ以降の出産で縫合しなければいけない時、震えと過呼吸が出てしまうようになりました。

 

出産で大変な思いをして、もう痛い事は終わったのだとぐったりしながらも、安心している所にいきなりの激痛。息ができない苦しみと恐怖。トラウマにもなります(笑)。

 

今考えればちょっとひどいお医者さんだったと思います。

二人目の時の会陰切開

 

ただしこの場合、先程も書いたように、 出産の痛みでいつ切開したのか全く分かりませんでした。

 

ただ、縫合はとてもスムーズで、治りも一回目は3ヶ月間痛かったのですが、会陰切開をした時には半分の1ヶ月半では痛みもなくなり元気になっていました。

 

そして3回目、歌を歌ってリラックスしながら出産するという試みと、陣痛のやり過ごし方やイキみ時の誘導がとても上手な助産師さん、担当医の的確な指示によって何と!

 

切開なし、裂傷なしの出産を初めて経験しました!

 

次の日からスタスタ動ける幸福感! 普通に座ることのできる安心感!! 何よりも体力の回復の速さの違いに驚いた事を覚えています。。。

痛みがなく嬉しい

そこで思ったのです。 初産は裂けてしまったけれども、さすがに3人目からは楽に出産できるんだ、と。それが勘違いだった事を私は4年後の4回目の出産で知る事になります。

4回目の出産で悲劇が

4人目の出産時、本来であれば3人目を出産した産院でしたかったのですが、一年前に引っ越しでとても遠くなってしまっていましたので、近くの評判のいい大きな病院で出産する事にしました。

 

特に問題はなかったのですが、出産間近のある日、検診に行くと担当医とともに一人の初老のお医者さんがいました。

 

担当医から「●国からの研修医の劉先生です。一緒に診察しますね。」と説明を受け、了承した所、エコーのやり方を説明しながら診察。。。

 

陳先生は片言でとても不器用そうにエコー検査の機器を扱っていました。

 

あら~、、、大丈夫かしらこの先生。。手が震えてるけど。。。と思いつつ自分とは関係ないと思っていたため、割と寛容な気持ちで診察&研修を受けていました。

 

他人ごとではなくなったのは出産当日、看護師さんが「今日担当します」と伴ってきたのが、忘れもしない劉先生「え、大丈夫なの??」

とても心配

と不安に思いつつも、この病院が大丈夫だと判断したから担当として来たんだろうと無理やり納得。。。

 

そして終盤の陣痛が起こり・イキんだところに赤ちゃんの頭が出てきて、そのままの状態で陣痛が休止状態に。

 

その場合はいきまずに深呼吸するべきなのですが 助産師さんが 「え、もういきまないの」 と不用意な一言。。。

 

人のせいにしたいわけではないのですが、正直出産の激痛でギリギリの精神状態の私。

 

そんな言葉を掛けられてしまうと体が反射的にイキまなくては!と力を入れてしまい 、「しまった!」と思った時にはブチブチと裂ける感覚の中で赤ちゃんが生まれました。

 

赤ちゃんはとても可愛くて感動したのですが、裂傷を負ったハハオヤにはこれから恐怖の縫合の時間。恐怖だと感じるのは一回目のトラウマを持ってしまっている私くらいかもしれませんが(笑)

例の劉先生が担当に

 

劉先生は処置をするために座った椅子の上で暫く何かをゴソゴソしていましたがなかなか動きません。

 

そんな中聞こえてきた看護師さんの言葉 、「劉先生、緊張してるのよね、ずっとそわそわしてた」、「ん~大丈夫かしらね。。」 いやいや!聞こえてますから!!!!

聞こえてますけど!

 

まだ針も刺されていないのに聞こえてしまった会話から、私は久しぶりの過呼吸に。

暫く袋で吸って吐いてを繰り返し落ち着いたのですが 劉先生の 「ハリがホソクテ、見えナイヨ」 という一言、カタカタカタ震えてきました。

 

旦那がそばで手を握ってくれていましたが(旦那も一緒に聞いていました) 恐怖は収まりません。

 

結局見えないので仕方がなく、もっと太目の針を使用して縫合。なのですが、以上に時間が長い。

 

そして時折聞こえる「お~。。ん?」やら「あれぇぇぇ。。。」やら「ふぃぃ。。ん?」やらがとても怖い。。。。何度も過呼吸になりつつある意味では出産よりも草臥れた治療でした。

 

三人目の時のスムーズな出産は、歌を歌ってリラックスできていた事と、その産院の助産師さんや先生が素晴らしかったんだなと思いなおし、5人目の時には、どんなに遠くてもそこへ出産しに行こうと心に誓いました。

痛みは治まったのか?

 

しかしこの恐怖の縫合これだけでは終わらず、その後約8カ月に渡り傷の引き攣り、排便時の裂けるような痛み、排尿時のしみるような痛みに苛まれました。

 

もちろんセックスなんてできるはずもありません。

 

もちろん病院にも行きましたが、産院では異常はないと判断され、別の婦人科の病院ではもう一度切開してから縫合しなおす事を勧められました。

 

それでも完治するかは分からないとのこと。

 

新生児を抱えて、他にも手のかかる子供3人がいる状態で、また動けなくなるのは厳しかったため・そのまま様子を見る事にしました。そして一年たってやっと殆ど痛みはなくなりました。

 

一生痛いかもしれないとすら思っていたので治ってきた事には 心の底からホッとしています。

ほっと安心

 

「会陰切開」は、初めて聞くと怖いかもしれませんが 私の体験から言えば、会陰切開は注射よりも痛くない。。というか存在感がないです。

 

それよりも、裂傷によって起こるかもしれないありとあらゆる事の方が怖いのです。

 

大失敗を2度もしている私が言えた事ではありませんが 産院選びは慎重に!!(笑)